STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ
STARS展は、2020年開催の東京オリンピックタイミングにあわせて企画されましたが、新型コロナウイルスの影響で、時期をずらしながら開催に至りました。
本展は、日本という枠を越えて広く国際的に活躍し、今日、多様な地域や世代から高い評価を得るアーティスト6名を選び、その活動の軌跡を初期作品と最新作をつなぐかたちで紹介するものです。
ミュージアムグッズ
STARS展で見逃せないのが、出展アーティストが本展のために制作したオリジナルグッズです。
入場者だけが購入出来るアイテムは、森美術館内のミュージアムショップで販売中です。
ファン必見のアイテムは、会期中に随時店頭に並んでいきます。
今後も続々と登場しますが、本記事では、その一部をご紹介したいと思います。
以下、アーティストごとにまとめてみました。
草間彌生
草間彌生の最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から、本展出展作《女たちの群れは愛を待っているのに、男たちはいつも去っていってしまう》(2009年)の絵柄がレイアウトされたスクエアプレートです。柔らかな純白と透光性が美しいボーンチャイナです。
李禹煥(リ・ウファン)
丸みのある形が美しいボーンチャイナのマグは、李禹煥がこのマグのために描き下ろした絵柄「一休」がレイアウトされた特別感のある一品。「マグを手に一休み」という思いが込められています。
宮島達男
LEDを用いて1から9までの数字が変化するデジタルカウンターを使った作品で知られる宮島達男の本展オリジナルグッズは、デジタルの数字が散りばめられたグラス。水を入れると数字の色が変化し、緑と青の2色が彩となって浮かび上がります。
村上隆
榛名山の東麓の村に工房を構える「卯三郎こけし」と村上隆のコラボによる「STARS展」オリジナルのこけしです。本展のために描かれた、幅約20メートルの新作大型絵画《チェリーブロッサム フジヤマ JAPAN》(2020年)から着想を得て制作されました。
奈良美智
本展のための新作絵画《Miss Moonlight》(2020年)と、《The Little Star Dweller》(2006年)*の絵柄のジグソーパズル。組みごたえのある1,000ピース。1ピースを組み立てるごとに奈良美智が描く女の子の心安らかな表情に和みつつ、絵が完成していく楽しさを味わえます。
*本展には出展されていません。
杉本博司
漆黒の夜空を切り裂くように描かれた閃光が印象的な雨傘。稲妻の閃光を人工的に作り出し、写真乾版の上に放電させる手法で制作された、杉本博司の「放電場」シリーズの作品*をモチーフにしています。
*本展には出展されていません。
公式図録
なお、公式カタログは展覧会に出品された新作等、インスタレーション風景を含む撮りおろし写真を豊富に掲載しているほか、6名の作家についてのショートエッセイ、片岡真実、南條史生、アレクサンドラ・モンローによる論考も収録されております。
概要
STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ
会場:森美術館
会期:2020年7月31日(金)~ 2021年1月3日(日)
時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)
料金:一般 2,000円、学生(高校・大学生)1,300円、子供(4歳~中学生)700円、シニア(65歳以上)1,700円
参加アーティスト ※姓のアルファベット順 草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司