【1000円以内】絵画作品をまっすぐ飾れる「水平器」とは?

絵画を正しく壁に飾る

絵画作品を鑑賞する際、床面に対して水平、垂直に展示されているのが当たり前だと思っていますよね。美術館やギャラリーでは、設置の際に必ず「水平器」という機材が使用され、水平位置を正確に取っています。

一方で、キチンと水平器が使用されておらず、少しだけ斜めに飾られている絵画作品を見る時があります。そうすると鑑賞者である私たちは、気になって仕方がありません。

本記事は個人コレクターにでも安く購入出来る水平器のご紹介です。

水平器

水平器は、建築工事や配管工事、DIYで工作する際に傾きを確認する際や、高低差を確認する場合に使用される検査器具です。

液体が入ったカプセル内の気泡の位置を確認するタイプ、精度の高いデジタルタイプ、プロ向けのレーザータイプなど、さまざまな水平器があります。

レーザータイプの水平器〜三脚使用

壁面に照射されるレーザーを確認して水平位置を確認します。

ちなみに、「水準器」と呼ばれる機材もあります。
厳密には少し異なる点もあるようですが、ほぼ同一の商品という認識で間違ってはいないと思います。

1,000円以内で購入出来る水平器

筆者が購入した水平器は精密機械器具の製造メーカーとして知られるシンワ測定の製品です。

シンワ測定「ブルーレベル マグネット無し 300mm」

本商品は、液体が入ったカプセル内の気泡の位置を確認するタイプの製品です。

中央上部の黄色い液体にある気泡の位置を確認します。中央に来ていれば「水平が取れている」状態となります。右の液体は45度の状態を確認する時に使用します。

測定前には水平器の精度確認を行います(個体差が出る場合があるようです)。気泡の位置を一旦確認後、反転させて再確認します。0.8mm以内の気泡移動量であれば問題なしです。

取り扱いは至ってシンプルです。額縁の上にチョコンと置くだけで気泡の位置を確認すればOKです。

気泡の位置が目盛りの中央に来るよう、額縁を調整します。

気になる料金ですが、Amazonでは775円(税込)という安さです。※2020年3月28日時点
なお、サイズは幾つか種類が揃っていますので、ご自身の使い方などで選んでください。サイズによって金額も変動します。

キチンと真っ直ぐに飾っていたと思ってた作品が、水平器で測ると意外にもズレていることに気がつくこともありました。ご自宅のDIYなどにも使える場面がありそうです。

概要

ブルーレベル マグネット無し 300mm

メーカー:シンワ測定
料金:775円(Amazon) ※2020年3月28日時点
タテ×厚さ:58×25mm
重量:260g
感度:0.5mm/m=0.0286°
精度:±2.5mm/m=±0.1432以内
材質 本体:アルミABS樹脂 気泡管:アクリル樹脂 液体:石油系液