【News】新TERRADA ART COMPLEXⅡで開催〜アートフェア「artTNZ」の詳報

artTNZ

2020年9月17日〜21日、アートと水辺の街 天王洲を舞台に開催するアートフェ ア「artTNZ produced by AFT with APCA」(以下「artTNZ」)が開催されます。
会場は寺田倉庫が新しくオープンするアート複合施設「TERRADA ART COMPLEXⅡ」です。

急ピッチで建設が進むTERRADA ART COMPLEXⅡ(撮影:2020年8月20日)

artTNZは2フロアで実施されます。
3階「Aセクション」では28軒、4階「Tセクション」では14軒が展開。それぞれのギャラリーが持つ世界観を凝縮した空間を体感できます。

3階フロア

日本現代美術振興協会によるAセクション(3F)では、国際的に活躍している作家から今をときめく若手作家まで、総勢100名ほどが 28ギャラリーより一堂に介します。東京外で活躍している作家を多数ご覧頂けるのも大きな特徴です。

「YOD Gallery」からは、日本を代表する写真家・細江英公さんとマルチクリエーター・横尾忠則さんのコラボレーション作品、三島由紀夫を撮影した「薔薇刑」のシルクスクリーンプリントが出品予定です。

細江英公 X 横尾忠則《薔薇刑(三島由紀夫)》2007年 Courtesy of Eikoh Hosoe Tadanori Yokoo,YOD Gallery

「STANDING PINE」からは、 ニューヨークを拠点に活躍する、写真、映像、パフォーマンス等多岐にわたるメディアを駆使し、文化・社会に対し 批評性の高い作品を発信し続けている平川典俊さんが出品します。

平川典俊《Seeking a Light – Grand Street B,D – Jenelle Philipp, Sep.7th, 2005》2008年 Courtesy of Noritoshi Hirakawa,STANDING PINE

「MEM」からは、黒や赤のベルベットを支持体に、油彩に 加えスパンコールやグリッター等をあしらった独自の技法でもうひとつの人間世界を描く谷原菜摘子さん。谷原菜摘子《春の庭》2020年 Courtesy of Natsuko Tanihara,MEM

「the three konohana」からは、テンペラやフレスコを起点に現代につながる絵画材料研究と並行して、様々な素材・技法を 駆使した絵画作品を制作する加藤巧さんが出品。谷原菜摘子さんも含め、いずれも「VOCA」出展歴のある作家です。

加藤巧《To Rub #04》2018年 Courtesy of Takumi Kato,the three konohana

また、「COHJU contemporary art」からは、同じパターンを反復して書き続けることで、キャンバス上に秩序と無秩序が重なり 合う有機的な画面を生み出し、昨年東京オペラシティアートギャラリーにて個展を行った大和美緒さんです。

大和美緒《BLACK LINE 26》2020年 Courtesy of Mio Yamato,COHJU contemporary art

「gallery21yo-j」からは、物語とそれに触れる身体との関係性を考察すべく、不穏な寓話のようなイメージを描き、昨年「FACE 2019」(損保ジャパン日本興亜美術賞)でグランプリに輝いた庄司朝美さん。いま注目のアーティストたちが参加します。

庄司朝美《broken walls – 19.7.1》2019年 Courtesy of Asami Shoji, gallery21yo-j

海外作家の中では、「Gallery 38」のイギリスのステファニー・クエールによる、粗い粘土を用いた野生的でありながらも繊細な動物彫刻も見逃せません。

ステファニー・クエール《Little Owls ( I / II / III )》2019年 Courtesy of Stephanie Quayle,Gallery 38

 

4階フロア

一般社団法人アート東京による4FのTセクションには、国境をこえて海外の多様な作品が出品します。

4F「Tセクション」のレイアウト

「GALLERY TARGET」からは バルセロナ在住のペインター、アドリアナ・オリバーが出品。ポップアートより影響を受け、50年代、60年代の古き 良き日常の雰囲気を感じさせる人々を大胆でカラフルに描く作風で知られているアーティストです。

アドリアナ・オリバー《BY YOUR SIDE》 2020 年 GALLERY TARGET

「104GALERIE」 は、ルーマニアの作家2名が出品。国際的に高い評価を得ているテオドラ・アクセンテと、ポップアートシーン に関連した数少ないルーマニアのアーティストの元で芸術を学んだアリーン・ボズビチウによるペインティングが出品されます。

さらに、「Sho+1」では、アートフェア東京2020で紹介予定だった、モノクロームだけで表現す る新人ペンシルアーティストの初お披露目作品も出品されます(予定)。

フィリップ・コルバート《Collaboration Painting (From the Lobster Land Museum) 2》 2020 年 Sho+1

また、「小山登美夫ギャラリー」からは ニューヨークを拠点に活動し、モダニズムやデザインのアイコンから着想を得た作品で知られるトム・サックスが出品予定です。

トム・サックス《Folding Space》2015年 ©Tom Sachs, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

入場方法〜先着順600枠限定・一般予約登録受付中

ゆったりとした鑑賞・購入の機会となるよう、本アートフェアは定員を設定した完全予約登録制にて開催されます。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、顔認証による非接触の受付システムにてご入場頂きます。

限定600名様の事前予約は現在受付中。下記よりご確認ください。
来場ご希望の方はこちら→https://arttnz.com/#section-44

概要

artTNZ
produced by AFT with APCA

会場:TERRADA ART COMPLEX II
期間:2020年 9月17日(木)〜21日(月・祝)
※9月17日(木)は招待制
プレスビュー 9月17日(木) 12:00 – 13:00
プライベートビュー 13:00 – 17:00
ベルニサージュ 17:00 – 20:00
パブリックビュー 9月18日(金)12:00 – 20:00
9月19日(土)12:00 – 18:00
9月20日(日)12:00 – 18:00
9月21日(月・祝)12:00-16:00※開催日時全て予定

主催:一般社団法人 アート東京
共催: 一般社団法人日本現代美術振興協会
特別協賛:寺田倉庫株式会社
HP:https://arttnz.com