3331 ART FAIR 2018
アートフェア東京2018のサテライト企画「3331 ART FAIR 2018」。これから伸びて行くであろう若手作家を中心に構成された企画です。初日に伺ってきましたが大盛況です。
3331 ART FAIRは、アートシーンをつくり出す同時代の多様なビジョンを描きだし、コンテンポラリーアートへの新たな 入り口や関係性をつくり出します。それは、『芸術性と市場性』を問うオルタナティブなアートフェアの仕組みを構築するチャレンジです。アーティストが描き出す『表現活動』と『作品』。そのどちらにも宿る芸術的価値を社会的・経済的価値として評価し、私たちのアートマーケットの拡充を目指します。満を期して2018年3月に開催する3331 ART FAIRは、メインギャラリー・体育館・教室エリア・屋上など施設全体がアートフェア一色となります。エッジ&フレッシュなアーティストが全国から集結するこの機会に、是非ご来場くださいますようお願いいたします。
3331 ART FAIR 2018 ディレクター・3331 Arts Chiyoda 統括ディレクター 中村政人
渡辺 知恵美(Chiemi Watanabe)
初日と言うことで、赤色シールがまばらな会場内にあってあっという間に完売の作家さんがお二人。そのうちの一人が渡辺 知恵美さんです。
富山出身の板ガラス作家さんです。
一見薄いガラスの中に模様が見え隠れしますが、良く見ると立体的な作品がガラスの中で展開されています。
非常に細やかな描写が展開されていて、凄味を感じます。
出品されていたのは3作品ですが、それぞれテイストの異なる作品でした。
ガラス細工なのですが、見方によっては平面的な絵画作品、或いは3次元的な立体作品でした。
もう1人の作家さんは経塚真代さんでした。
渡辺 知恵美
1989年 富山県生まれ
2012年 富山ガラス造形研究所 研究科卒業
2016年 「金沢21世紀工芸祭」、旧中村邸、金沢
2017年 「国際北陸工芸サミット」、富山県美術館、富山
2017年 「金沢卯辰山工芸工房 研修者作品展」、21世紀美術館、金沢
2017年 「春を探して」、art space morgenrot、東京
2017年 「第3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」、21世紀美術館、金沢
私は、板ガラスという素材を用い、平面と立体の中間を突き詰め、その両者が限りなく交わる表現の追求をしている。板ガラスというフラットな面に、線画を描いたとしても、ガラスの厚みが1㎜でもあれば平面ではなくなり、その行為は立体的なアプローチになる。また、板ガラスに描かれた線画は、文字のように簡略化されている。このような線画も元をたどれば立体からきている。板ガラス1枚の中にすでに立体的な意識が入っており、平面と立体の積層構造になっている。
開催概要
会期 2018年3月7日(水)〜 11日(日)
時間
3月7日(水) 18:00 – 20:00 [ファーストチョイス15:00~18:00]
3月8日(木)– 10日(土) 12:00 – 20:00
3月11日(日) 12:00 – 17:00 ※会期中の最終入場は閉場30分前まで
料金;
一般 1,500円
シニア(65歳以上)・学生 1,300円
※期間中再入場可 ※教室エリア無料 ※高校生以下無料 ※千代田区民は身分証明書のご提示で無料 ※障害手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料
東京アートパスポート 5,100円
※「3331 ART FAIR 2018」「アートフェア東京2018」「ART in PARK HOTEL TOKYO 2018」「Asian Art Award 2018 supported by Warehouse TERRADA」の4イベントをお得に周遊する共通入場券です。