【要チェック】アートバーセル香港で気をつけたい「チケット」「持ち物」「服装」などの注意点まとめ

前回の記事に続く3つめのポストです。
今回は初めてアートバーゼル香港に参戦した筆者がまとめる、次回へ繋げるためのポストです。

※アートバーゼル香港に参加された方からの情報やアドバイスなどお待ちしております→情報はこちらまでお待ちしております!

アートバーゼル香港2019

本記事はアートバーゼル香港2019に初めて参加した筆者がお送りする渡航時・入場時に気をつけたい「持ち物」「服装」「注意点」です。
色んな角度から記事を書いた結果、盛りだくさんの内容になりました。
筆者の主観も含まれていますので、参考程度にお読み頂けますと幸いです。

バーゼル香港のレビュー記事については下記にまとめております。

【1】チケット

まず、最初に申し上げたい最も重要なポイントは、入場チケットです。
入場チケットはオンラインでの事前予約と当日券の2通りがありますが、当日券購入のハードルは高く、長時間待たされるとか、SOLD OUTで購入出来ないというという事象も起こっていました。
また、事前予約で押さえていても、当日に引き換える場合には行列に並ばされ、3時間並んでも引換出来ないほど待たされるという状況もあったようです。

筆者はVIPチケットを持っている知人と一緒に入場出来たため、最悪の事態は免れました。※VIP入場券は同行者1名まで無料入場可能

一方で、入場ゲート付近では、使用された入場パスを売りさばく人を見たという情報もありました。
これは、無記名のバーコードで入場チェックするシステムの穴を狙ったものです。

この状況を回避する手段としては次の選択肢を選ぶ以外にないのではないでしょうか。

  1. オンライン事前予約で開催日までにチケットの引き換えを行う ※引き換え方法はチケットサイトで要確認
  2. VIP入場券を入手する ※出展ギャラリーからお譲り頂くのが一般的な入手ルートです。
  3. VIP入場券ホルダーと一緒に同行させてもらう

わざわざ日本から出向いたのに入場出来ない、という最悪の事態は避けなければなりませんね。
最も重要な注意点として、冒頭に記述いたしました。

VIP入場券を提示してもらえるVIP Guest券。裏面のQRコードを読み取り入場する仕組みです。

VIP入場券はそのまま持参して受付ゲートに持って行けばスイーっと入場出来ました。もちろんゲスト同行者も同様です。

【2】持ち物

アートバーゼル香港で忘れてはいけない持ち物について、備忘録もかねて残しておきたいと思います。
※事前に情報提供頂いたコレクター仲間のAさんに感謝!

  1. 香港ドル現金:香港の空港についたら行いましょう(日本より換金率良し)。キャッシュレスがそれほど進んでおらず、現金は必要です。バーゼル会場付近では両替所がありませんでした(2019年時に現地確認)。

    クレジットカード決済が出来無いギャラリーもありました〜現金購入するコレクター ※写真はアートセントラル香港

  2. スマートフォン:さまざまな情報検索、現地での連絡利用(電話やメール、LINEなど)、目的地までの地図利用、カメラ機能を使った写真撮影など・・・。
  3. オフライン版グーグルマップ:スマートフォンでパケットを使用することなく利用可能。超オススメです!
  4. ネット環境:スマホを支える、海外対応のSIMやモバイルWi-Fiも必携アイテムです。バーゼル香港の会場内は無料のWi-Fiが利用できましたが、駅や街などの公共場所でも、使える無料Wi-Fiがあまり無かった印象です。
  5. モバイルバッテリー:筆者のスマホ使用頻度が高かったかも知れませんが、一日中使用していたせいもあり、バッテリー消費が著しく早かったです。安心を買うためにも持っておきたいアイテムの1つです。
  6. トラベル用変換プラグアダプター:香港の電源コンセントは日本仕様とは異なります。変換アダプタを用意しておきましょう。

    筆者は無印良品の「トラベル用変換プラグアダプター」に「海外兼用 USB電源コンセント」を接続しました。

  7. デジカメ:全作品撮影OKのバーゼル香港。スマホカメラでもOKですが、筆者はデジカメも携帯して撮影に使用しました。ポケットにも収まる小型のコンデジ「GR3」はオススメです。かなりの撮影枚数に及ぶので、PCを使って整理確認のためにスマホは使いませんでした。
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【3】服装・靴

アートバーゼル香港では、コレクターとしての身なりを整え、ギャラリストとのコミュニケーションを円滑にしておきたいですね。
会場内のギャラリストは「購入意欲のあるコレクター」を品定めしています。

来場者の服装はさまざま。セレブの中に短パンTシャツのお兄ちゃんが混ざっていたりして、会場内はカオスです。

関わりを避けたい方はさておき、ギャラリストとのコミュニケーション方法によってコレクションのために有益な情報が提供されるケースがありそうです。ジャケット着用でスマートな服装をしていると、向こうから声を掛けてくれる確率が上がるようです。上品なファッションに包まれた来場者にはスリスリとすり寄っていくようなシーンを何度も見かけました。

キチンとした身なりで会場に入ればギャラリストの対応も少なからず変わっていくと思います。筆者の服装はノージャケットの私服でしたが、筆者は世界的に有名なLeica(ライカ)製のカメラを首から提げていましたが、「Nice camera!」と言って距離を縮めてくれたギャラリストが何人もいました。また、ギャラリストにキチンと向き合う事で、憧れの作家作品を特別に見せてくれたり、非売品の画集を譲って頂けるなど、さまざまな良い恩恵を受けました。もう少しピリッとした服装であれば、もっと対応が変わっていたのかも知れません。今後の検討課題として記しておきたいと思います。

ギャラリスト次第で、展示外の作品に出会えるチャンスが広がります〜ストックヤードから作品を出してくれるギャラリスト

服装に関連して、履いていく靴にも注意して頂きたいと思います。とにかく歩行距離の長くなるバーゼル香港。シューズは歩きやすいものである必要があります。
筆者のシューズはスイス製のスニーカー「on」
バーゼル香港にも出店している著名な女性ギャラリストも愛用しているランニング用シューズですが、シックなデザインでジャケットに合わせてもOKなデザインです。軽量なので疲れる度合いが低いシューズなので、ご興味有ればお試し下さい。

【4】航空券と宿泊場所

現地のホテルはできるだけ早めに押さえておきたいですね。
Booking.comなどの予約サイトを使い、キャンセル可能な部屋を事前に押さえていくことで安く良い条件を引き出していくことになります。

香港空港にて〜格安航空の「香港エクスプレス」を利用。

飛行機の方も目的別に早めの押さえが必要です。
筆者は格安航空で往復4万円程度で抑えることが出来ました(予約は1月25日)。

香港便は便数も多めで選択肢もたくさん用意されているようですが、アートバーゼル目当ての渡航者も多いと思われます。早めの事前予約がお勧めです。

【5】現地での周辺イベント

アートバーゼル香港開催中は、香港一帯がアートに染まります。
周辺の施設やギャラリーではこのタイミングに合わせたかのように様々な企画が展開され、集客を見せていました。

「pacific-place」という商業施設では小松美羽の個展が開催された記念にライブペインティングが開催され、人気を集めておりました。
このイベントはWhitestone Galleryの企画で、現地で行われた小松美羽さんの個展開催に連動したイベントだったようです。

そして、同じように同タイミングで開催されていたのがKAWSの個展。
PMQと言う施設で開催されていて入場無料という情報までは入手しておりましたが、WEBサイトで事前予約が必要とまでは知りませんでした。

VIP枠は有料でしたが、帰国の途につくためタイミングが合いませんでした・・・。

PACE、Hauser&Wirth、David Zwirnerなど著名ギャラリーが集約されているH Queen’sビル

また、香港にある既存のギャラリー巡りも楽しみの1つです。H Queen’sには多くの著名ギャラリーが入るので、一気に鑑賞機会を体験出来る場所です。※日曜は旧廊しているギャラリーが多いです。

【6】アート以外の推奨スポット

バーゼル香港ではとにかく疲れます。
日本からの渡航の疲労もありますが、会場までのアクセスはもちろん、会場内での歩行距離もかなりの負担になると思われます。
バーゼルの続きでアートセントラルやギャラリー、その他を巡ると想像以上に足が疲労します。香港入りの際には複数日に渡って体を使うことになるはず。出来るだけ回復に努めたいものです。そこでオススメするのがマッサージ。香港ではタイ式のマッサージ店が集まるエリアがあり、かなりの安価でマッサージを受けることが出来ます。

筆者が思いきって入店したタイマッサージ店。この雰囲気でクチコミも見ずに飛び込みました。

日本語検索で出てきた推奨マッサージ店はインターフォンを押しても反応なし。諦めて周辺をブラブラと歩きながら探してみました。場所は湾仔周辺です。
そこで通りかかった看板に気がつき、値段の安さに惹かれて入店しました。「足君健康」というお店です。

およそのマッサージ店は雑居ビルの2階や3階で営業しています。

お店のドアを開けるとかなり暗い照明で怪しい雰囲気です。
先客は1名で受付はおばちゃん、マッサージ師は皆若い女性(勢揃いして5人ほど目の前の椅子に座ってました)。少しためらう気持ちもありましたが、こちらは何しろ疲労の身。価格も安いので全身コース60分180香港ドル(日本円で2600円ほど)をお願いしました。

用意された短パンを履いてベッドに横たわりました。カーテンで仕切られた個室風のベッドです。

施術師は男性でお願いしたかったのですが、案に反して若い女性のマッサージスキルはなかなかのもの。結論から言うと非常に良かった!です。とにかく一生懸命施術してくれて、途中で「OK?」と確認してくれたり、優しい空気に包まれました。
身体全体が軽くなり、足のむくみも取れたようで、履いていたシューズに入れた足が入店前に比べてユルユルになっていました。
※このあと深夜に入店したコレクター仲間には別のサービスがあったとか、なかったとか・・・。

マッサージの効果があったからのか、翌日の行動をアクティブに行えた成果を感じました。香港のタイマッサージは安くてクオリティも高く本当にオススメです!

まとめ

以上、筆者が感じたバーゼル香港における注意点をまとめてみました。
今回が初のバーゼル香港参加ですので、まだまだ全貌が見えていないのかも知れません。
記載した内容以外に気がついていない点も多々あることでしょうが、次回以降も重ねて訪れ、より深く香港の楽しみを追求していきたいと思います。