草間彌生美術館(YAYOI KUSAMA MUSEUM)
2017年10月1日に開館した草間彌生美術館は日時指定の予約・定員制。チケットはかなりの争奪戦です。
※チケット入手における争奪戦は解消されています。※2019年1月19日更新
何とか入手したチケットで、初めて行ってきました。草間彌生美術館の訪問記をお届けしたいと思います。
1階
草間彌生美術館は5階建てのビルです。入場時にはQRコードを提示して「y」マークのステッカーを見える部分に貼って入場します。入場時には管内図のブックレットや作品のリストをいただく事が出来ます。
スタッフの方に伺いましたが、2階から順番に登って、最後に5階を見るのがオススメとのお話しでした。
2階
階段を上って2階に行くと、そこにはモノクロの作品がずらっと並んでいました。作品は全てシルクスクリーンで作られたもの。少々物足りなさを感じますが、大型作品が27作品というボリュームで見応えのある展示でした。
なお、2階と3階フロアは撮影が禁止になっています。
3階
モノクロ作品に慣れた目で3階に向かうと、そこには一転してカラフルな作品が待っていました。2階とは違って、キャンバスにアクリル絵の具で描かれたオリジナル作品です。サイズも「194×194cm」の大きな作品が16作品集められての展示。フロア内にはベンチもあるので、ゆっくり見られる環境も用意されています。
作品は額装されていないので至近距離で鑑賞出来ました。草間さんの作品に良く登場する「目」の描写が印象的でした。目を描くのではなく下地に塗った色を、違う色の絵の具で上からくり抜いていくように描いていく手法のように見えました。
このフロアが最もメインフロア的な位置づけではないでしょうか。沢山の作品にじっくりと向き合い、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。草間ファンであれば充実感を得られる場所だと思います。
4階
4階は2分間交代制のインスタレーション。草間彌生さん得意のカボチャ作品です。タイトルは「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」です。
沢山のかぼちゃが徐々に光を放っていく作品。
作品は四方から見られるように設計されていました。
参考までに動画を撮影してみました。
5階
最後の5階は草間彌生さんの年表から出迎えてくれました。
さらには草間さん関連の書籍などが実際に読むことが出来るように展示されていました。
さらに奥へ進むと外へ出る扉があり、ここでもかぼちゃ作品の展示がありました。
5階からは外の景色も一望できます。
再び1階へ・・・
5階の屋上から1階に降りていきます。エレベーターの中まで草間ワールドが展開されていました。
1階は物販コーナーだけの展開です。
正直、アイテム的にそれほど引きの強いアイテムがあるわけでもなく、あまり購入している人は見掛けませんでした
まとめ
90分という制限付きの入場でしたが、それほど広くない場所での展示ということで、あっという間に見終わることが出来ました。
チケットを入手する事が出来た人はラッキーですが、そうで無い方はまた別の機会でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
どっぷりと草間彌生ワールドを楽しむ事が出来ました。
概要
草間彌生美術館開館記念展
創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき
最新絵画シリーズ《わが永遠の魂》を中心に構成する草間彌生美術館こけら落とし展。
《わが永遠の魂》16点の他、同シリーズの先駆けとなるモノクロドローイングのシリーズ《愛はとこしえ》、当館開館のために制作された最新インスタレーション作品や新作のかぼちゃ立体作品を屋上に展示、草間彌生の近作をご紹介いたします。
会期:2017年10月1日(日)-2018年2月25日(日)
開館日:木・金・土・日曜日および国民の祝日
休館日:月・火・水曜日
開館時間:11:00-17:00
観覧料:一般 1,000円(税込) 小中高生 600円(税込)
※未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
入場時間
①11 : 00-12:30(11:30までに入場)
②12 : 30-14:00(13:00までに入場)
③14 : 00-15:30(14:30までに入場)
④15 : 30-17:00(16:00までに入場)
草間彌生美術館は、安全で快適に展示を楽しんでいただくために、日時指定の予約・定員制、各回90分/定員70名の入れ替え制となっております。毎月1日10:00(日本時間)に翌々月分のチケット販売を開始いたします。ご購入後の日時変更、払い戻しはできません。チケットはこちらよりご購入いただくことができます。