【イチオシ!】ギャラリー・美術館で写真を撮るなら「RICOH GR2」

アートを写真に残す

最近は美術館やギャラリーで写真撮影を許可しているところが多くなってきました。
来場者による写真撮影を許諾してSNS投稿に繋げ、拡散を期待して来場者誘引のためのプロモーションに繋げていくことを狙っていることも想像できますが、せっかくの機会ですから、記念に残しておきたいですよね。

そんな時に写真を撮影する機材ですが、もちろんスマートフォンでも撮影できます。ですが、せっかくの作品を綺麗にキチンとおさめる、そんな時にはデジカメをキッチリ用意したいですよね。

GR2がオススメの理由

当サイトのオススメカメラがコンパクトデジカメ(通称コンデジ)の「RICOH GR2」。コンパクトなボディでも高い評価を受けている名機です。

〜GR2の主な特徴〜

広角28mm(35ミリ判換算)
F2.8
APS-Cセンサー搭載
1620万画素
Wi-Fi / NFC対応

GR2をオススメするポイントをまとめてみました。

(1)画質

まず挙げられるのは「画質」です。

スマートフォンに付属するカメラの画質が年々上がっておりますので、スマホ以上の画質でないと、使う意味がありません。画質の良さがあって、カメラの存在を認めることになる訳なのです。先日は粂原愛さんの個展に伺ったのですが、その時に上野公園で桜が咲いているのを見つけ、撮影してみたのが下の画像です。背景をボカしてみましたが、とても良い色を出してくれています。

2018/01/21撮影@上野公園

(2)携帯性

次に注目したいのが、そのコンパクトなボディです。

ズボンのポケットにも入ってしまうほどの小さなボディ。軽量なのもあってストレスを感じること無く、常に携帯しておけるカメラなのです。カメラが小さいと常に持ち歩くことが出来るので、ふとした時にスッと出せるのが嬉しいですね。

(3)接写

GR2はマクロモードでの撮影によって、至近での撮影が可能です。

アート作品は近くに寄った撮影によって筆の運び、マチエールなどの記録が可能になります。例えば下の写真は刺繍作家「青山悟」さん作品の接写です。

細かい糸のディテールをキチンと記録することが出来ます。

日本画家「粂原愛」さんの作品も、日本画の「たらし込み」と呼ばれる技術のあとを確認することが出来ます。

人気作家「小松美羽」さんの作品は、豪快なように見えて丁寧に筆を運んでいることに気がつかされます。

(4)広角

28mmのレンズによって、幅広い視野角での撮影を可能にしています。

狭いギャラリーや広い画角によって全体を撮影したいなど、美術館やギャラリーに存在する構造上やむを得ない状況での撮影を可能にしてくれます。

(5)スマホ連携

TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS投稿を可能にする、スマホとの連携機能も付属しています。カメラ自身のWi-Fi機能によってスマホへの画像転送がワイヤレスで可能です(アプリを使用します)。

注意したい点

全部が全部満点というカメラではありません。使用して約2年ほど経過しますが、下記の点は注意しておきたいポイントです。

手ぶれ補正機能が無い

コンパクトなボディゆえ、手ぶれ補正機能が付属されていません。このため、暗所などでの手ぶれには気をつけたいところです。キチンと撮影できたという感触があっても、実際の撮影画像がぶれていることがありますので、気を付けていただきたいと思います。

オートフォーカス速度

また、オートフォーカス、つまりピントを自動的に合わせるタイミングが「若干甘い」と感じる場面に出会います。パキッとピントが合うのが理想ですが、何回か繰り返してピントを合わせていく時もまたあります。くれぐれもご注意下さい。

まとめ

GR2は市場価格で約7万円前後で推移しています。コンパクトで機動力があるので、一度手に入れると撮影する機会が多くなるでしょう。今となっては、随分元を取らせてもらった愛機です。

ギャラリーや美術館に最適!

皆さまにお勧めしたいカメラです。是非!!