【Bur@rt Diary】現代アートを優しく伝えること

Bur@rt Diary

毎週月曜日の朝に公開するBur@rt Diary。
ぶらっとアートの編集長が、アートに関すること、日常の好きなことや思ったことを日記形式でつらつらと綴っていく記事です。お暇なときにでもお読み下さい。

週末は京都に行ってまして、京都造形芸術大学や京都市立芸術大学などに行ってました。京都造形大学の卒展・修了展は相変わらず面白いですね。昨年は会期後半に伺ったのですが、今回は会期前日のアルトテックツアーに参加しまして、椿先生の解説付ツアーという楽しい企画に参加させて頂きました。椿先生の説明が本当にお上手で、乗せられたように数点作品購入してきました。京都でお話ししたりお付き合い頂いた方、ありがとうございました。

しかし、京都は比較的伺う機会が多い街ですが、とても人が少なかったですね。新型コロナウィルスの影響でしょうか。京都経済に大きな影響が及んでいるように感じました。心配ですね。

次回は「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」に伺います。楽しみな企画が沢山あるので楽しみです。

現代アートの難しさを考える

先日、太田市美術館・図書館で開催されたグループ展「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」に伺いました。

オープニングパーティで挨拶された太田市長が、展示作品を冗談交じりに「よく分からない」とコメントしていました。抽象が作家である高橋大輔さんの作品数が100もあったので、アートに縁の無い方の正直な感想だと思います。

また、前述した京都造形大学の鑑賞ツアーは、某一般団体のご一行様も参加されていましたが、こちらもアートの分からないご年配の方々でした。帯同しながら一緒に見ていたのですが、耳に入ってくるコメントは「よう分からへんなぁ」というものでした。

図工や美術の授業はあったのに、美術鑑賞の教育がなされていない日本ですから、こういった話は当たり前のことなのかも知れません。

仲間のコレクターが、先日の平子雄一展(WAITINGROOM)に続いて、石井亨さんの個展「コラージュ・アンド・ステイニング」(会場:コートヤード広尾)で第2弾の音声ガイド企画を実現しました。「キイテミル」という企画名です。この企画がもっと普及して、現代アートへの理解が深まれば良いですね。

おわりに

アートバーゼル香港の中止は残念でした。個展形式で開催を予定していた作家さんはとても残念でしょう。武田鉄平さんの作品観たかったです。

今週は井田幸昌さんの個展が開催されますね。頑張っていきましょう!

Burart編集長
コバヤシマヒロ