【Bur@rt Diary】個展の最終日とポスター管理について

Burart Diary

毎週月曜日の朝に公開するBurart Diary。
ぶらっとアートの編集長が、アートに関すること、日常の好きなことや思ったことを日記形式でつらつらと綴っていく記事です。お暇なときにでもお読み下さい。

週末に豊田市美術館で岡崎乾二郎さんの展覧会「視覚のカイソウ」を観賞しました。
ご本人自らの解説で、美術館の展示会場を2時間以上も一緒に回らせていただきました。展覧会のタイトル「視覚のカイソウ」が語るように、美術館での楽しみ方を教えてくれるような展覧会でした。ボリューム満点の大オススメ展覧会です。2020年2月24日まで開催です。

また、昨日はやましたあつこさんの個展「HER」の最終日でした。
やましたあつこさんの個展は、集客も販売も好調だったようで、かなりの手応えがあったのではないでしょうか。来年も精力的に活動されるようで、まだまだ新しい作品を見せてくれると期待しています。どの展覧会もそうですが、最終日で閉廊間近のギャラリーは独特の空気があって良いですね。展示は一期一会ですね、いとをかしです。

自分の中のコアを意識すること

先日、企業のマーケティング担当者が集う会があり、SHOWROOMの前田裕二社長、扶桑社の箕輪厚介さん、オリエンタルラジオの中田敦彦さんによるトークセッションに参加しました。3人によるトークが本当に面白くて、ためになる話だったので少しご紹介したいと思います。

トークのテーマは「売れる」の本質を暴くというもので、それぞれの領域でヒットを生んでいる3人による、「売ることに必要な要素はなにか?」を明らかにしていくものでした。

総論としてのまとめは、「コアスタートで、市場と往復すること」です。
メモをしてきたので、以下に要点を書き留めておきます。

コアとは、自分の中の気づき、特技、熱量、大切にしている何か、好きなモノなど、自分自身の中にあるオリジナリティを指します。また、市場と往復することとは、マーケットの反応を見ながらサービスや商品のカスタマイズを行い、ブラッシュアップさせていくことです。

十分に仮説検証して取り組んだ結果、仮説の中に含まれていなかった想定外の反応や指摘を受け取ることも多くあります。特にネットカルチャーが普及している現在では、知らない誰かとも容易に繋がることのできる社会です。目に見える声だけでなく、足跡やログデータなども収集可能です。コアを守りながら市場に当てていくことで、成長していくことを提起していました。ただし、データの検証は過去の振り返りに過ぎません。未来に対するアプローチに必要なものは、自分の中での思いや確信など、数字で測れないものが大切です。

そういえば、最後に面白いエピソード話がありました。
オリラジの藤森慎吾さんは、本当に何もない普通の人間だったそうです。タモリさんからも楽屋で「おまえは本当に中身のない男だな」と言われた話があるそうです。ですが、「普通すぎることの特殊性」という視点もある、それで売っていこう、と言うことで「チャラ男」に繋がっていったそうです。

自分の中の「コア」を探している方はヒントになるエピソードかも知れません。

ポスターの取り扱いについて

目[Me]の展覧会や、岡﨑乾二郎展でポスターをゲットしたこともあり、増え続けるポスターの取り扱いについて悩ましい状況を迎えております。
これまでは、巻き巻きしたポスターを筒型のケースに入れて保管しておりました。

平面が当たり前の紙をわざわざ丸めて保管することの違和感に決着をつけるため、ようやくたどり着いた結論=「ポスターを平面的に保管する」と言うことに着手できました。祝!
探して、探して、たどり着いたアイテムがキングジムの「ポスターファイル」です。

このポスターファイルが素晴らしいアイテムなんです。今までポスター購入に躊躇していた自分を解放してくれる超アイテムです。レポート記事を書いている途中ですので、近いうちに公開します。ホントに神アイテム!あ、B1ポスターはこれまでと同様に巻き巻きケースです。キングジムさん、よろしくお願いいたします。

Let’s Art!
今週も張り切っていきましょう。