【出版記念展】武田鉄平作品集「PAINTINGS OF PAINTING」森岡書店 銀座店

武田鉄平 作品集「PAINTINGS OF PAINTING」

美術作家、武田鉄平さんの東京初個展に合わせ、森岡書店銀座店にて作品集「PAINTINGS OF PAINTING」の出版記念展が開催されました。

個展の模様は下記より参照下さい。

武田鉄平 作品集「PAINTINGS OF PAINTING」

作品集は、ナガオカケンメイさんがコレクションした2014年の作品《絵画のための絵画 003 / PAINTING OF PAINTING 003》が原寸でポスター化され、作品集を巻くように折り畳まれて装丁される特殊なデザインです。

カバーを開くと、折り畳んだポスターということが分かります

サイトウマコト・デザイン室に勤務した経験を持つ武田鉄平さんらしい、デザインへのこだわりが窺えます。

作品集のデザインはNYのファビアン・バロンが担当。
カルバン・クライン、ディオール、ザラなどのキャンペーンを長年手がけ、30年ほど雑誌『Interview』のクリエイティヴ・ディレクターも手がけた世界で最も著名なアートディレクターである彼が、武田の作品を気に入り、自らの美学と完璧主義を追求した1冊に仕上がっています。

作品集の販売に加え、折り畳んだポスターの通常版(折り畳みなし)が販売されていました。

限定60部のポスターは5,000円(税別)で販売。

限定60部のポスターは、オリジナル作品を手に入れられなかったコレクターからの注目を集め、売れ行きが良かったようです。

武田鉄平《絵画のための絵画 006 / PAINTING OF PAINTING 006》2015年 91.0cm×72.7cm

作品集の販売に加えオリジナル作品が1点、オリジナル作品のエスキースが1点展示されていました(非売品)。厚塗りに見えるものの、フラットな絵肌が特徴的な武田さんの作品ですが、エスキースに関しては部分的に盛り上がった絵具が印象的でした。

《絵画のための絵画 006》のエスキース。下絵とはいえ、作品として完成しているように感じました。

盛り上がった絵具が印象的でした。

このエスキースを描くまでにも20枚〜50枚も下絵を繰り返しているそうです。時間が掛かるのも頷けますね。

販売風景

Alexandrosのボーカル川上洋平さんのご自宅にも飾られていました〜公式Instagramより

ポスターはその後、別の図案のバージョンも限定発売されました。

作品集概要

タイトル:PAINTINGS OF PAINTING
著者:武田鉄平
アートディレクション:ファビアン・バロン(Baron & Baron)
編集:菅付雅信、ジョイス・ラム
テキスト:宮本武典、武田鉄平
印刷・製本:株式会社サンエムカラー
仕様:A4ワイド変形(25.9×30.3cm)/80ページ/ハードカバー/空押し/折りポスター(91.0×72.7cm)
先行発売日:2019年9月3日|一般発売日:2019年9月16日
定価:5,000円+税
ISBN 978-4-908600-05-0
※表紙は原寸の絵と同じサイズの折りポスターで包まれている
購入者には「武田鉄平瓦版」(まんが・ひさまつ子)の各4色プリントが特典

出版記念展概要

武田鉄平作品集 出版記念展

会場:森岡書店 銀座店
2019年9月3日(火)〜15 日(日)
時間:13:00〜20:00
休み:9 日(月)

《トークイベント開催》
・9 月 6 日 (金)遠山正道 x 鈴木芳雄 19:00-21:00
・9 月 14 日(土)武田鉄平×宮本武典 x 森岡督行 16:00-18:00
※参加費 1500 円、