ART SINCE 1900:図鑑1900年以後の芸術
美術関係者、愛好者にオススメの大型本「ART SINCE 1900」を購入しました。
2016年の9月に出版された原書の日本語版です。
「ART SINCE 1900」は、アメリカの季刊美術理論誌「オクトーバー」誌の中心メンバーである5人の美術史家・美術批評家による書き下ろし解説を中心にした1900年から2015年までの美術史・アートシーンをまとめた大型本です。
原書(Amazonで約7,000円)はイギリスの美術系出版社Thames & Hudson(テームズ・アンド・ハドソン)から2016年の9月に出版されました。日本語版の発売は2019年の6月です。ここまで3年弱の月日が流れましたが、本書を開くとその圧倒的な文字量に驚かされ、本書における翻訳の苦労が伝わっててくるようです。
ちなみに原書の副題にはこう書かれています「Modernism Antimodernism Postmodernism」。
【本書の構成】
本書は次の5つに構成されます。
メインとなるのは②の年代順の項目です。
1900年から2015年までを年ごとに130の項目に分類しています(複数項目の年も含みます)
- 5つのイントロダクション
- 130の年代順項目(1900年から現在まで)
- 41のコラム
- 2つの座談会
- 用語集・参考文献・索引
目次
本書の主要な目次は以下です。
【目次】
ART SINCE 1900[日本語版] 刊行にあたって|近藤学
本書の構成/翻訳体制について/凡例(表記について/記号や約物について)
本書の使い方
まえがき――読者のためのガイド
Introductions
1 モダニズムにおける精神分析、方法としての精神分析|フォスター
2 芸術の社会史――モデルとコンセプト|ブークロー
3 フォーマリズムと構造主義|ボワ
4 ポスト構造主義と脱構築|クラウス
5 グローバル化、ネットワーク、形式としてのアグリゲイト|ジョーズリット
1900-1909
1910-1919
1920-1929
1930-1939
1940-1944
座談会1:20世紀なかばにおける芸術
1945-1949
1950-1959
1960-1969
1970-1979
1980-1989
1990-1999
2000-2015
座談会2:コンテンポラリーアートの窮状
用語集
参考文献
図版クレジット
索引
購入場所
大型書店や美術関係の書店で手に取ることはもちろん良いと思いますが、書籍の重さを考えるとAmazonなどの通販購入がオススメです。
とにかくずっしりと重たい重量級の大型本です。
まとめ
記事を書いている筆者も、まだ全ページ読破出来ておりません。
本書を完全読破するのは1年や2年の月日が掛かりそうです。
簡単ですが本書のまとめを以下に整理してみました。
- アートの流れを時系列で詳説した「アートの教科書」
- 情報量は多くボリューム満点の充実内容
- 884点にも及ぶ図版が含まれ、頭に入りやすい構成
- 著者の座談会が含まれ、読み物としても面白い
- 索引が付いていて、辞典のように使える資料的価値の高い本
- 圧倒的な安さ〜12,000円は金額的に重たいが、内容的に非常に高いコストパフォーマンス!
アートに興味のある方には是非手に取って頂きたいと思います!
概要
ART SINCE 1900 図鑑 1900年以後の芸術
ハル・フォスター,ロザリンド・E・クラウス,イヴ-アラン・ボワ,べンジャミン・H・D・ブークロー,デイヴィッド ジョーズリット/著
尾崎信一郎,金井直,小西信之,近藤学/日本語版編集委員
出版社:東京書籍
ISBN:978-4-487-81035-2
本体価格:12,000円
発売年月日:2019年06月05日
ページ数:896
判型:A4変型