【Frieze Seoul 2022】アジア初開催「フリーズ・ソウル 2022」に行ってきた

Frieze Seoul(フリーズ・ソウル)

会場となった複合施設「COEX」

ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで開催される国際的なアートフェア「FRIEZE」。
2022年9月、アジアに進出。韓国ギャラリー協会と提携し「FRIEZE SEOUL」として開催されました。
会場は、コンベンションセンターなどの複合施設「COEX(コエックス)」3階のホールCとホールD。本展は、韓国最大のアートフェア「KIAF(Korea International Art Fair)」の同時開催となっており、1階フロアで開催されたKIAF(ホールAとB)とのアクセスがスムーズに出来、初日のVIPプレビュー日から多くの来場者で盛り上がっていました。

14時のVIPプレビューを待っている来場者の行列〜向こう側にも同じような列が並ぶ

同時間帯のKIAF入場口前の様子〜100人ほどの行列

今回のFriezeチケット保有者はKIAFへの入場も可能。
デジタルチケットなのでスマホでバーコードをかざして入場します。

バーコードをかざせば入退場は自由です

Freeze Seoulの招待客は自動的にKIAFにも入場が可能ですが、17時からと少しタイミングが後ろでした。※KIAFのVIPは14時の開場から入場出来ます。

入退場が自由なので、歩き疲れたらCOEX内のカフェや飲食店などで休憩を取りながら1日ゆっくりと見るのがオススメ。COEXのB1階は大型のショッピングモールになっているので快適に過ごすことが出来ました。

さて、アジア初のFrieze Seoul、とても多くの来場者で賑わっておりました。

VIPプレビュー日の会場風景

会場風景

一般初日の会場風景

メディアの取材も多く、注目度の高さが伺えました。

取材を受けるギャラリー関係者

Frieze Seoulは大きく2つのブロックに分かれており、ホールC、ホールDの2会場で開催されていました。

会場はCOEXの3階ホールCとホールD

とても広いスペースでの開催で、全て見るのにはかなりの時間が掛かります。歩きやすい靴や装備が必要でしょう。

さて、今回のフェア内容。20カ国、110以上のギャラリーが集結したように、国際色に溢れ非常に充実した内容でした。

Yukimasa Ida 《About the Face》 2021 〜MARIANE IBRAHIM

Yukimasa Ida 《End of today》〜MARIANE IBRAHIM

Caroline Walker《Birthing pool》2021〜Stephen Friedman Gallery

Installation by Bagus Pandega and Kei 〜ROH

Katherine Bernhardt〜Canada

Jadé Fadojutimi〜Taka Ishii Gallery

Joyce Ho《20200529》2020〜TKG+

Konig Galerie

ロッカクアヤコ〜König Galerie ※VIP Previewのみ展示

平子雄一〜Gallery Baton

倉田悟〜小山登美夫ギャラリー

森靖〜PARCEL ※2023年1月PARCELで開催予定の個展でも披露される

森靖さん

ANOMALY

Carlos/Ishikawa

池田亮司《data.gram31》2022〜ALMINE RECH

Koo Hyunmo《Flower》2022〜PKM

HAUSER&WIRTH

ANTONY GORMLEY 《PERCEIVE I》2021〜White Cube

Atsushi Kaga〜Maho Kubota Galleryとmother’s tankstation

ミリアム・カーン〜Galerie Jocelyn Wolff

Perrotinブース

フェア内の撮影もOK〜Robilant+Voenaブース

三島喜美代さん〜艸居(Sokyo Gallery)

Acquavellaブース

アジア初開催となったFrieze Seoul 2022。
会場は多くの来場者に恵まれ熱気に満ちあふれておりました。来場者は韓国内はもちろん、アジアの各方面からコレクターが集まっていたようで、日本からも顔見知りの美術関係者やコレクターがたくさん来ていたようです。

メガギャラリーを中心に、力の入った出品作品で構成されており、高値の作品もSOLDが多かったように感じました。周辺ギャラリーや美術館など、街全体がアートフェアの盛り上がりを支えているような印象です。とにかくアートファンにはたまらない企画だったのではないでしょうか。

Frieze Seoul2023にも期待

Frieze Seoulは、既に来年の開催も決まったようです。
こうしたグローバルなアートフェアが日本でも開催されるためには、多くの課題が解決される必要がありそうですが、隣国での開催が無事成功に終わったことに、まずは拍手を送りたいと思いました。

概要

Frieze Seoul 2022
会期:2022年9月2日〜5日 ※2日はVIPプレビュー。3日〜5日も一般は入場可能時間が異なる。
会場:COEX(韓国ソウル)