【Bur@rt Diary】2020年の終わりに綴るアートコレクターの日記

Bur@rt Diary

以前は毎週月曜日の朝に公開していたBur@rt Diaryですが、最近はnoteに引っ越しをしまして、月額有料制で運営しておりました。
好きなことを思いっきり書ける場を作りたく思って引っ越ししました。お許し頂ければと思います。

noteには沢山の方に登録くださっておりましてこの場で感謝申し上げます。
以前のように、この1年当WEBサイトをご覧くださった方に向けて色々とご報告したく、今回はこの場でDiaryとしてまとめてみました。

2020年のアートコレクション、皆様いかがだったでしょうか?

私は過去最高の金額をアートに使いまして、恐ろしい額になってしまいました。
お恥ずかしながらクレジットカードを使いすぎて、某カード会社からは使用停止処分を受けました。
支払いは滞ってなかったのですが、収入証明書の提出に追加して、通帳のコピー提出を求められました。通帳記帳なんてこの10年してませんよ・・・。もちろん、債務超過にはならず事なきを得ましたが、こんなにも使ってしまったのは今年限りにしたいと思います。

使いすぎた理由はそれなりにありました。

  • 抽選案件にことごとく当選しました。
  • 大好きな作家さんの個展が続々と開催されました。
  • チャリティ企画に積極参加しました。

皆様はいかがだったでしょうか?

この1年のコレクション作品を振り返り、使った金額、購入した作品を整理し、次の年に向けてコレクションの棚卸しと予算設定をされてみてはいかがでしょうか?

予算設定と言えばコレクター仲間の黒木さんは計画的に予算を消化している堅実なコレクターです。

先日から、WEB版美術手帖Premiumで記事の連載を始めましたのですが、特に皆さんに読んで頂きたいのが、先輩コレクター黒木さんのコレクター訪問記事です(有料記事です)。

黒木さんご自身が貫いているコレクションの形は、気持ちの良いくらいに一貫していて、とても腑に落ちて勉強になりました。

  • 自分が展覧会で作品をどう見ているか?
  • 鑑賞していて心地良いポイントは何か?
  • 作品をコレクションしたいと思う場合の決定打はどこか?
  • 作品をコレクションしたあと、どこにどう展示(保管)するか?
  • どの作家をどのように自分のコレクションに入れるか(外すか)?
  • コレクションを形成することで、どのように自分が納得するか?

・・・・など、自己の内面に問いかけるように考えていきます。
答えはなかなか見つからないかも知れませんが、自問自答を繰り返していくことで見えてくるものもありそうです。
軽い気持ちで抽選販売に乗っかることのないようにしたいと思ってます。

先日のWHAT MUSEUMのコレクション展を鑑賞して「自分のコレクションをどのように展示構成していくか?」というテーマに向き合っているところです。

そして、2021年はそろそろ自分のコレクションを整理して売りに出すことも考えていこうと思います。コレクター歴数年となると自分のコレクションしたい方向性が徐々に定まってきました。限りある予算を効率的に使うためには、作品を売ることも当然視野に入ってきます。

「作品を売る」ことへのネガティブな視線や雰囲気、風潮を変えたいと思っているので、自分から率先して出来ることを進めていきたいと思ってます。売らないことを表明しているコレクターさんもいますが、私の場合はコレクションを重ねていくことで自分の軌道を確認し、時に修正して行こうと思っています。※売らないと言いつつ実際は売りに出しているという話も聞いております。

そもそもコレクションに統一感や軸などの一貫性が求められるのか?という議論がありますが、欧米ではそのあたりの説明が出来ないとコレクターとは見なされないそうです。欧米の文化を取り入れるのか否か?というところもありますが、実際のコレクションの現場では、ある程度のプレゼン力や説明力が必要になるシーンが出てきます。※某グローバル系メガギャラリーから説明を求められたことが実際にあります。

コレクター訪問記事は、しばらく続けて行く予定です。
楽しみにしていてください。※自薦他薦があればよろしくお願いします。

いつものように個人的にチョイスしている美術展の年間BEST10もまとめました。
コロナ禍でもたくさん鑑賞しました。

さて、2021年は個人的に大きなチャレンジと共に幕開けします。
新年早々にも発表出来れば嬉しく思っております。

それでは、良いお年をお迎えください!