【金沢】アートコレクターが運営する私設美術館「KAMU kanazawa」に行ってきた。

KAMU kanazawa

2020年6月よりオープンした美術館「KAMU kanazawa」に行ってきました。

KAMU kanazawaの外観

KAMU kanazawaは、私設の美術館で、アートコレクターでもある林田堅太郎さんが館長として運営に携わっています。金沢21世紀美術館から徒歩で3分ほどの近隣にあり、スムーズにアクセス出来る場所に建設されました。

KAMU kanazawa1階の外観〜自販機でチケットを購入し入場します

展示フロアは3フロア〜各階ごとに1アーティストがフロアを独占します

 

1階 レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)

1階に設置されたのはレアンドロ・エルリッヒの作品。美術館フロアにフィットするようにコミッション制作された作品です。

1階は常設フロアです

展示風景〜幅約3.5m・奥行き約7m・高さ約3mの作品

らせん階段の吹き抜けを、上から覗き込んでいるような感覚に誘い込むインスタレーション作品です。

レアンドロ・エルリッヒ《INFINITE STAIRCASE》2020年

レアンドロ・エルリッヒは、金沢21世紀美術館に代表的作品《スイミング・プール》が有名ですね。
金沢21世紀美術館からすぐ近くのロケーションを意識した展示作品です。


レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》 2004年 コンクリート、ガラス、水 H280×W402×D697cm 金沢21世紀美術館蔵

2階 ステファニー・クエール(Stephanie Quayle)

2階フロアは動物の彫刻作品を手がけるイギリスのアーティスト、ステファニー・クエールの展示フロアです。

動物の彫刻作品を手がけるイギリスのアーティスト、ステファニー・クエール。

展示風景

手の痕跡が残るの生々しい彫刻ですね。

展示風景

展示風景

動物の彫刻作品を手がけるイギリスのアーティスト、ステファニー・クエール

3階 桑田卓郎(Takuro Kuwata)

3階フロアは陶芸家の桑田卓郎さん。カラフルな色彩が眩しい作品の数々でした。

展示風景

展示風景

展示風景

展示風景

展示風景

展示風景

展示風景

1階のレアンドロ・エルリッヒ作品は常設とのこと。
2階と3階は約1年で展示変えをするようなお話でした。

それほど広くない展示空間ですので、鑑賞料金が少し高く感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、桑田卓郎さんの作品群が、むき出しのベニヤ板に置かれていたことに残念な思いを感じてしまいました。
まだまだ成長途上の美術館です。今後の展開に期待しております。

概要

KAMU kanazawa

公式サイト:https://www.ka-mu.com/
開館時間:11:00~18:00(金・土曜日は20時まで)
入館料:800円(小学生以下は無料)
休館日:月曜日
※開館日:2020年6月21日(日)