【Bur@rt Diary】コレクター向け招待制SNSと、毎月恒例の検索ワード企画

Burart Diary

毎週月曜日の朝に公開するBurart Diary。
ぶらっとアートの編集長が、アートに関すること、日常の好きなことや思ったことを日記形式でつらつらと綴っていく記事です。お暇なときにでもお読み下さい。

週末は水戸部七絵さんと塩原有佳さんのアトリエに訪問してきました。
使われなくなった工場後をそのままアトリエとして活用しているのですが、高い天井高と広いスペースで、素晴らしい制作環境でした。

水戸部七絵さんのアトリエ

隣接するお宅にもお邪魔して、アート談義に花を咲かせました。
アトリエ訪問は、作家さんの制作環境に触れることと同時に、作品を見ながら多くの情報や考えを直接聞くことが出来る贅沢な時間です。のどかな場所で、コーヒーを頂きながらゆったりとした時間が流れていきました。
なお、水戸部七絵さんは12月27日から始まるコレコレ展に、私の「2020年にコレクションしたい!アーティスト」としてご参加頂きます。現在開催しているMaki Fine Artsでの個展(〜12/22まで開催)とあわせてお楽しみにしてください。

読みやすい文章を書くこと

本サイト「ぶらっとアート」は、解説して3年目を迎えています。
読みやすい文章を書こうという想いはいつも心に留めていて、そうあるように努めています。

サイトを運営していく中で、私には3人の師匠がいます。
1人はWEB事情に明るく、コンテンツ制作を強みとして最新の取り組みを実践し、多くの支持を集めている方です。コンテンツ制作からSEO対策、写真加工術、最新のPCアイテム紹介まで、多方面にわたってアドバイスをもらっています。

もう1人の師匠は出版業界の方です。
業界では一定のポジションにいらっしゃる方で、文章を書く上での一般的なアドバイスから、私の癖まで指摘してくれて、多くのアドバイスを送ってくれます。

3人目の師匠は自分自身です。
周りに影響されず、自分の中にある気づきやエネルギーを大切にして、自分だけの記事を書くようにしています。

ブログやnote、Twitterなど、短文でも文章を書く方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな方にオススメの本を2冊ご紹介します。どちらも良書です。

蛇足ながら、サイトの一角に「誤字・脱字報告フォーム」を置きました。
お気づきの点ありましたら入力いただけると幸いです。※様子を見つつ、御礼など検討します。

招待制SNS「CaM by Muuseo」

ここ最近、あるWEBサービスに自分のコレクション作品をアップロードしています。アート好きのための招待制SNS「CaM by Muuseo(以下CaM)」です。
CaMは、閉ざされたWEB環境の中で、コレクターとプライマリーギャラリーがコレクション作品や所蔵作品の画像を共有する場です。招待制なので、匿名ユーザーや身元不明の人に絡まれる危険性が少ない安全なプラットフォームです。

コレクションや作品のシェア以外の機能として、コレクターによる展覧会レヴューイチオシ作家の紹介など、記事投稿を通じて、コミュニケーションが図れることも可能です。

アートコレクターのコミュニティが成熟し、アートコレクションの楽しさが広がり、コレクターの裾野が広がっていくように願っています。CaMのような存在が認知され、活性化していくようになることも、その1つのカタチのような気がしています。

私は深野さんというコレクターの方から招待のバトンを受けました。
お知り合いのコレクターが加入者であれば、その方から招待を受けてみてください。或いは、「Contemporary Art Dealers Association Nippon(CADAN)」に加入しているコマーシャルギャラリーの招待があれば登録できます。ご興味ある方はギャラリーまでお問い合わせしてみてください。

コレクターとギャラリーの良質なコミュニティを目指しているサービスです。まだスタートして間もないサービスですので、今後のバージョンアップにも期待しております。

検索ワードにお答えする企画

Googleアナリティクス(以下、GA)の管理画面を見ていると色んな情報が詰まっています。
ときおり確認して参考にしているするのがオーガニック検索ワードという項目です。
これは、検索窓に入れて流入してきたワードを確認出来る項目です。中には面白いワードが沢山含まれていて、気づきを頂くこともありますし、思わず笑ってしまうものも多くあります。

先月のワードの中からチョイスして、詳しくお答えするのが本企画です。

11月の検索ワード①:アートフェア 個人出展したい
なるほど・・・。
これは所属ギャラリーのない作家さんが入力した検索ワードでしょうか?
作家さん個人で出展しているところはほとんど無いのではないでしょうか?アートフェアは基本的にギャラリーがエントリーするものだと思うので、自分でギャラリーを経営して出展する

11月の検索ワード②:図録とは
深いですね・・・。
図録とは展覧会の記録集ということで良いのかも知れませんが、展覧会に限らず、作品の図版を載せている出版物であれば図録と呼んで良いのかも知れません。
現代アートの展覧会では、図録の発売が会期の後半になるケースがほとんどです。そういえば、初日に拝見した原美術館の加藤泉展図録を購入するの忘れてました・・・。

11月の検索ワード③:ならよしとものポスター なぜ高い
同感です。
奈良美智さん関連の作品はポスターであっても非常に割高です。二次流通の場所で高額取引されているので、転売を目論んでいる購入者の存在に引っ張られている印象です。
奈良さんが直接運営しているN’S YARDであれば、オンラインからでもお安く購入出来るはずです。下の記事より確認してみてください。

師走に突入です。2020年はもうすぐそこに・・・。
では、また来週!

Burart編集長
コバヤシマヒロ