【アート×テック】between the arts(美術倉庫)が目指すアートコレクションの新世界

between the arts

日本初のアートコレクション管理サービス「between the arts」の倉庫兼オフィスに伺いました。
※現在では「美術倉庫」とサービス名称を変更しております。

「between the arts」は、 アートコレクションを無料でクラウドに整理でき、 自宅に保管できないアート作品を1作品あたり1,000円/月額で管理することができる日本初のサービスです。

between the artsの倉庫兼オフィス風景

サービスを立ち上げたのは、アートコレクターでもある大城崇聡さん。既にご自身のコレクション預けており、倉庫は万全のセキュリティと徹底された温度湿度管理によって運営されております。

倉庫内に貼られていた管理メモ

オフィス内に飾られた、大城崇聡さんのアートコレクション(一部)

サービスを開始したのは2020年の7月。現在までに倉庫で管理されている作品は約200点ほどです。

倉庫管理されている作品の一部

まだまだ積極的な広告宣伝は行っておらず、預けているコレクターは少ないようですが、運営を進めながら提供サービス内容の拡充や見直しを進めているそうです。

預けられる作品は小作品から120号サイズの平面作品に限られます。

当初の見込みより、小作品が多く預けられているそうで、1点で月額1,000円としている現在の料金設定の見直しも予定されているそうです。

倉庫内風景

筆者が注目したのが、自身のコレクションをweb上で管理するサービス。
こちらのサービスはアカウントを作成すれば無料で誰でも利用が可能です。

「between the arts」サイト画面の一部

コレクターは自身のコレクション画像や情報をまとめて登録し、公開することが可能です。
また、非公開として、自分だけのコレクション管理ツールとして活用も可能とのことです。

また、倉庫に預けた作品は、主に法人向けへのレンタル絵画サービスに連携し、ユーザーが任意に設定した金額で貸し出しすること可能です。
閉ざされたコレクターの手元から、広く一般に届くような展開に繋がっていきます。※作品はアクリル額装された上でレンタルされます。

そして、将来的には登録会員同士での作品売買なども行っていきたいとの構想もあるようです。
新しいアート×テクノロジーの形として注目されるプラットフォーム「between the arts」に注目です!

概要

between the arts

提供サービス:アートコレクション管理サービス
公式サイト:https://collectors.bwta.jp/
住所:非公表(東京都内)

※2021/09/29一部追記