【アートホテル】BnA Alter Museum(京都)に泊まってみた。

BnA Alter Museum

2019年5月17日にオープンした京都河原町「BnA Alter Museum」に宿泊しました。

BnA Alter Museum

1階はアートの展示とBARコーナー

おしゃれなBARでした

お酒とアートに音楽も加わります

アーティストルームの303号室に宿泊しました。右の紙は室内の注意事項などが記載しサインします。

部屋

中野裕介/パラモデル
「鳥は池辺の青樹に宿し 魚は月下の青波に伏す(五条河原の模型楽園)」

ルーム・コンセプト
ホテルから程近く、中世京都の栄枯盛衰の気配を潜め、江戸期以降は色街も広がった「六条河原院跡」が舞台の、美しくも朧げな能楽 『融(とおる)』をイメージの土台にする。
月光の幻想性、水辺の不可思議な模型世界、古都のパノラマ的光景、月下の優美な舞など、複式夢幻能『融』の幻覚的な出来事を、様々な部品に分解・変容するメタフィジカルな「模型遊び」の中で旅行者に追体験を促し、「ヘテロトピア(異在郷/他なる場所/反-場所)」へと導く。

カードキーで入室します。

アートユニット「パラモデル」の一人でもある中野裕介さんプロデュースの部屋(303と403)

頭をぶつける位置にぶら下がる作品の不思議

点在するミニチュア作品。室内は土足禁止で、カーペットは草や苔が生えているようなデザインです。

天井にも設置されているクレーン車

青壁を動かすと白壁が登場〜バスルームへの道。

スタイリッシュ

電話がない謎。フロントへの通話が不可能であります。

コンセントの数が異常。ベッドに2ヶ所(USBジャックも2つ)、デスク周り、壁にも複数、バスルームにも、延長コードも付属というダメ押し。自分史上最高のコンセント数!

ベッドサイドにもクレーン車

照明は4段階。蛍光塗料で光る仕掛けもあり楽しいものの、ベッドからオンオフさえも操作できない不便さがアート。

照明調整スイッチは入り口に固定されてありました。

朝食

朝食はかなりオススメです。
2,000円と少し値段は高めですが内容がなかなか素晴らしく、よくあるバイキングの慌ただしさは全くありません。

朝食(2000円)は最高。

朝食メニュー

苺のフレッシュジュース

ジャガイモのスープ

ゆで卵だけど、オイルで味付け

メインのお皿。

美味しいパンたち

ココナッツバターとジャム

食堂のある2階にはアート作品の展示もありました。作品は中田有美さん。

中田有美さん作品

アートを鑑賞しながら、ゆったりと朝の時間を過ごすことが出来ました。

アート鑑賞

食後は、食堂から繋がっている館内のアートスポットを鑑賞しました(宿泊者は7:30から入場可能)。

何かが存在ししていそう・・・。

内部はホテルの部屋を表現したようなインスタレーション

外階段を上りながら各階に設置されたスペースを移動します。

小林椋さんの映像インスタレーション作品。面白い!

1階には作家さんの物販スペースも用意されていました。

BnA Alter Museumは、「泊まれるアート」をテーマに、旅行者と日本のアーティストが交流できる物理的なプラットフォームを構築する実験的なプロジェクトです。

室内のアート作品によって様々な宿泊体験ができるでしょう。
快適性を重視した作りではなく、アートを中心にした作りです。京都という街で非日常を体験することを望まれる宿泊者に相性が良さそうです。
長期滞在より短期滞在向きのような印象を受けました。

ホテルは、利益の一部を参加アーティストに還元する仕組みを採用しています。
鑑賞体験が作家に還元していくような取り組みが上手くいけば、アートの世界もぐんと広がっていくことでしょう。

概要

BnA Alter Museum
住所:〒600-8024 京都府京都市下京区天満町267−1
電話:075-748-1278
公式サイト:http://bnaaltermuseum.com/
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 11:00
レイトチェックアウト時間: 18:00
レイトチェックアウト料金: 50%