高岡周策
グラフィックアーティストの高岡周策さん。
公式のInstagramでは、親しみ深いモチーフや著名な作品をコラージュした作品を配信しているアーティストです。
モナ・リザやゴッホなど、有名な絵画の人物を現代風にコラージュした作品は海外からも支持され、フォロワー数は34.3万人(2020年8月現在)という人気です。
そんな高岡周策さんが「Wash hand and pray.」というコメントを入れてInstagramに投稿したのがこちらの作品でした(2020年3月12日)。
これは、デューラーの《祈り手》という作品から引用したものです。
看板展開
卓越したセンスからファッション・ストリート界からも注目を集める高岡さんですが、作品は東急電鉄東横線の学芸大学駅ホームから見られる看板に、突如として加えられました。
この看板は、スタイリスト山本康一郎氏が手がけるアパレルブランド「スタイリスト私物」とSNSを中心に発信するブランド「ENNOY」により設置されたものですが、この取り組みによって一躍人気となりました。掲出風景〜Ring of Colourより引用
Art Can Save US
さらに2020年5月、コレクター2名が中心になって展開されたチャリティ企画「Art Can Save US」にも、参加アーティスト20名のうちの1人として参加しました。
チャリティ参加にあたり、以下のコメントを寄せております。
突然アイデアが閃きました。
アイデアを形にしてみると、とてもエネルギーに満ちた作品が出来上がりました。
そして、この作品で世界中の人たちを元気にできたらいいなと思いました。
この祈りがたくさんの人に届きますように。高岡周策
作品はエディション25の限定販売でした。
通常は作品を販売していない高岡周策さんですが、コレクターからの呼びかけにより、チャリティ企画ということで実現に至りました。
作品はその後、「スタイリスト私物」、「ENNOY」と「サカナクション」によるトリプルネームアイテムとして、プリントTシャツにも展開されました。
概要
作家名:高岡周策(Shusaku Takaoka)
作品名:祈りと手洗い
制作年:2020年
企画:Art Can Save Us
原画制作年:2020年3月12日
プリント制作年:2020年
価格:15,000円 ※税・送料込
サイズ:A3(297mm×420mm)
プリント技法:ジークレープリント
エディション:25
直筆サイン入り
※無酸性の長期保存性に優れたファインアート紙を使用