ショーメ展
1ヶ月前に観終えた展覧会の図録をペラペラとめくっていて、いまだにそれが続いています。
展覧会は「ショーメ展」。多くの女性を魅了するジュエリーの歴史的なブランドです。
女性ならまだしも、筆者は男性。ジュエリーに興味のない人間がどうしてこの展覧会に魅了され、展覧会終了後も図録を見続けるのでしょうか?
それは、実際に見たショーメの美しさに気がつかされたと同時に、古き歴史を経てここまで来た職人達の努力や技術に想いを寄せると、終わりなき旅に没入していくようで、時間を忘れてショーメの世界に入り込んでしまうのです。※その他のメーカーさんについては全く興味がありません・・・。写真も解説文も沢山収録されていて、全部見終わるのは相当な時間が掛かりそうです。
総ページ数は「344」、圧倒的なボリュームです。
筆者は夜、好きな音楽をかけ、お酒を飲みながらゆっくりページをめくっていくのが好きなスタイルです。
2018年手にした図録の中で最も手にしている時間が長い図録になろうとは思いませんでした。見ているだけで幸せになる図録です。
高額な作品を手に入れられない庶民のために作られたショーメからの贈り物なのかも知れません。
概要
「Chaumet〜時空を超える宝飾芸術の世界―1780年パリに始まるエスプリ」図録
2018年6月 三菱一号館美術館刊
ページ数:344ページ
ハードカバー
価格:2,500円(税込)