【出版記念展】網代幸介(Kousuke Ajiro)「Огонёк(アガニョーク)」@SUNNY BOY BOOKS

SUNNY BOY BOOKS

学芸大学駅から徒歩で約5分。住宅街に入る頃に現れるお店が「SUNNY BOY BOOKS」。小規模なお店ですが、その分個性的な空間が広がっていて、味わいのある古本書店です。

網代幸介「Огонёк(アガニョーク)」

書店の一部コーナーや壁を使って開かれている展覧会が網代幸介さんの「Огонёк(アガニョーク)」。不思議なタイトルですが、「Огонёк」は同名本のタイトルで、今回は本の出版記念展ということです。

 

豆本のようなサイズですが、200ページものボリュームもある本「Огонёк」。

出版記念展と言うことで、本に収められている原画が所狭しと並んでいます。

原画の価格は1枚15000円。額付で30000円、2枚入りの額で40000円と言う設定。額無しの1枚15000円がお得なような気がします・・・。

「Огонёк(アガニョーク)」は「ともしび」と言う意味なんだそうです。ナターシャという架空の女性主人公を中心に描いた作品で、網代幸介さん独特のタッチと描写が綺麗に統一されています。

遠い異国の地で繰り広げられている物語。架空のストーリーだからこそ、鑑賞者の思うままに感じて良いのでしょう。

店内の一角に展示されているミニチュアのインスタレーションは精巧に作られていてじっと見入ってしまいます。

「Огонёк(アガニョーク)」はナターシャが宝くじ店で働いているという設定なのですが、本の購入者には番号付きの宝くじが貰えます。当選者には原画のプレゼントなどが提供されるとのお話し。楽しい企画ですね!

本「Огонёк」(250部限定)と実際に配布されていた宝くじ(上部)。

時と場所を忘れて鑑賞させて頂きました。

SUNNY BOY BOOKSのご主人もミステリアスな雰囲気をお持ちで、素晴らしい空間に身を置けました。良い時間!

概要

網代幸介|Огонёк
2018年4月28日(土)ー5月17日(木)

架空の世界を生きたナターシャをめぐり描かれた、新作約130点のうち展示可能な限りが並びます。また同展にて、表紙に全て銅版画作品が巻かれた250部限定の小さな作品集『Огонёк』の販売も行います。

会場_SUNNY BOY BOOKS
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-14-15
(東急東横線・学芸大学駅東口徒歩約5分)
営業日:12:00-21:00
期間中のおやすみ:5月11日(金)