アートアワードトーキョー 丸の内
AATMは、若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会。全国の主要な美術大学・芸術大学・大学院の卒業修了制作展を訪問し、その中から発掘したノミネート作品より、さらに厳選した作品を展示する企画です。毎年、優秀な若手作家が選ばれるアワードとして注目されています。
A.A.T.設立趣旨
東京発、世界へ - 新たなアートの才能を発掘するシステムをA.A.T.は構築していきます。
日本には多くの美術大学があります。そして、美術大学に属してはいなくてもアーティストを目指す多くの若者、新しい、すぐれた才能を持つ若者がいます。しかし、才能があったとしても、育成されていくシステムがないという大きな矛盾が存在します。
かえり見れば、90年代以降の世界のアートシーンは、インターネットに代表されるグローバリゼーションの動きもあり、アートシーンはきわめて活性化された状態にあります。にもかかわらず、日本の若き才能に、積極的に評価を与えるクリティクや世界へはばたかせるシステムが不在であるというギャップは年々大きくなるばかりです。
このA.A.T.は、主要な美術大学の卒業制作展をリサーチ、選抜、ノミネートし、このたび新たに丸の内に開設されるスペース(行幸通り地下通路ギャラリー)に一同に展示します。そして、評論家、キュレイター、教育者からなるコミッティメンバー(審査員)による公開審査、公開討議により、賞を与えます。賞は、あくまでも今後の制作費をサポートする意図のもとに行なわれます。※設立時の略称は「A.A.T.」とされていました。
過去の主な展示作家は、大庭大介、薄久保香、谷口真人、小西紀行、中園孔二、伊藤彩、片山真理、近藤亜紀、水野里奈、高山夏希、川田龍、水戸部春菜山本捷平など、多くの人気作家を輩出しています。
本記事執筆時の最新展覧会について、以下より参照ください。
過去の参加アーティスト
2021年
2020年
グランプリ賞:許寧
2019年
グランプリ賞:小嶋晶(京都市立芸術大学大学院)
2018年
グランプリ賞:檜皮一彦(京都造形芸術大学)
2017年
グランプリ賞:泉桐子(武蔵野美術大学大学院)
2016年
グランプリ賞:村田勇気(東京藝術大学大学院)
2015年
グランプリ賞:西太志(京都市立芸術大学大学院)
2014年
グランプリ賞:谷中佑輔 (京都市立芸術大学大学院)
2013年
グランプリ賞:謝花翔陽 (東京藝術大学)
2012年
グランプリ賞:片山真理 (東京藝術大学)
2011年
グランプリ賞:小山真徳(東京藝術大学大学院)
2010年
グランプリ賞:松島俊介
2009年
グランプリ賞:Wah(南川憲二+増井宏文)
2008年
グランプリ賞:大田黒衣美(東京藝術大学)
2007年
グランプリ賞:荒神明香(東京藝術大学)