新型コロナ感染症対策チャリティ企画「Art Can Save Us」
有志のアートコレクターで企画運営される「Art Can Save Us」が2020年5月16日(土)から期間限定でスタートします。
本取組は、アートコレクターである寺井絢子氏、ウルフ亜美氏の2名を中心に運営される<Art Can Save Us運営事務局>を中心に運営される企画です。
日本国内の新型コロナウイルス感染症対策機関への寄附金集めのため、企画趣旨に賛同するアーティスト17名によって無償提供される作品を、高品質のジクレープリントとしてオンラインサイトにて販売するものです。※追加アーティストが加わり合計で20名。
本企画によって集められた収益金は、諸経費を除いた売上全額を、日本国内の新型コロナウイルス感染症対策機関である「国立国際医療研究センター」への寄附させて頂きます。※寄附総額は後日サイト内で報告されます。
運営アートコレクター
運営者であるおふたりのアートコレクターから届けられたメッセージは以下の通りです。
寺井絢子氏メッセージ
私はアートは世界を変える力を持っていると信じています。 しかも良い方向に変える力があると。
今、世界では色々な国が 新型コロナによって日常を失っています。
わたしはこの非日常によって心の拠り所を失っている人たちに、 アートの力を伝えたいと思っております。 今回の企画にご賛同、ご参加頂きましたアーティストの方々に心から敬意を表します。
ウルフ亜美氏メッセージ
美術館やギャラリーがクローズしている今、自宅でもアート鑑賞が出来て、 楽しめるのがアートの素晴らしい力だと日々感じています。
そして新型コロナと戦っている医療従事者の方々、支える方々に少しでもアートの力を届けたい。 そんな気持ちでこの企画を立ち上げました。
この企画にご賛同頂いたアーティストの皆様、ご協力頂いた皆様に心より感謝を申し上げます。
また、アドバイザーとして企画を側面から支援した宮津大輔氏からもメッセージが届いております。
宮津大輔氏メッセージ
アートとは自ら考えて、行動することに他なりません。
もしも、気になるアーティストがリストアップされていたら、難しいことは考えずに、おうちで気軽に楽しんでみて下さい。
販売作品
気になる販売作品は、A3判のジークレーとして提供され、販売数も限定数となるようです。
各アーティスト「25枚」限定・直筆サイン入り一律15,000円(税込・国内配送料込)
ジクレープリントは、アトリエマツダイラ(東京都江東区)によるもので、チャリティ価格で提供されます。
なお、ジクレープリントは、原画の世界観をそのまま再現するために、明るさや色の調整を繰り返す、高精細で重厚感・高級感のある仕上がりになり、保存性が高く、美術品として世界中で認められています。
参加アーティスト
淺井裕介(新作) / 大坂秩加 /小田駿一(新作)/片山真理(※追加)/工藤麻紀子/熊野海/小林エリカ/坂本和也/曽谷朝絵(新作※追加)/高岡周策/中園孔二/長井朋子/HAL KUZUYA/平子雄一/花井祐介(新作)/ M!DOR!/モート・シナベル・アオキ/森洋史(新作)/山下紘加(※追加)/LY(新作) ※五十音順
淺井裕介
1981年東京生まれ。
アトリエでのアクリル画や油絵の制作と並行し、様々なプロジェクトにおいて各地の土、マスキングテープ、埃、道路用の白線、小麦粉、鹿の血、などの画材を用いながら、条件の異なるどのような場所にも奔放に絵画を制作する作家。
近年では10mをゆうに越える壁画を多く発表し注目を集めている。
<作家コメント>
いいところ、わるいところ、なんでもないところ
いいとき、わるいとき、ぼーっとしてるとき
その全ての場所に命が宿ると考えると、どのような場所にもそこで育つべき(作られるべき)形があると思っている
そのために深呼吸して、今この場所の空気を吸い込み、指先から少しづつ絞り出すようにして何か描いてみる
注意深く進めているつもりでもいつだって違和感、不安感はあるが、それでも絵を描く事で、その差を測る事ができるし世界と自分の距離は少しだけ縮まる感じもする。毎日が繰り返されて、重なり合い、繋がり、生まれ、離れていく
世界はどんなときも美しく、時々光る。
大坂秩加 Chika Osaka
1984年東京都生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修士課程修了。「東京藝術大学卒業制作展」サロン・ド・プランタン賞(2009年)、「シェル美術賞展 2010」島敦彦審査員賞(2010年)、「第4回アダチUKIYOE大賞」大賞(2013年)、「VOCA 展 2014」佳作賞(2014)、「London Original Print Fair」Jerwood Printmaking Today Prize(2019年)、「One Art Taipei 2020」One Art Award(2020年)他、受賞多数。主な展覧会に「シェル美術賞展アーティストセレクション2012(SAS)」国立新美術館(2012年)、「プリントって何?- 境界を超えて」市原湖畔美術館(2014年)、「第2回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2016」京都市美術館(2016年)、「リトグラフ石のまわりで」武蔵野美術大学美術館(2018年)など。
<作家コメント>
世界中で起こっているこの状況を、即時に新作として作品に落とし込むことは私には難しく、作家として今なにができるのかを考えていました。この企画は、これまで私が作ってきたもので少しでも役に立てるかもしれないと思い、参加させていただくことにしました。 不安や恐怖の中、日々治療に当たる医療従事者の皆さまに、微力ながらお役に立てれば嬉しいです。
小田駿一 Shunichi Oda
1990 年生まれ。2012 年に渡英し独学で写真を学ぶ。 2017 年独立。2019 年に symphonic 所属。人物を中心に、雑誌・広告と幅広く撮影。 アートワークとしては、緊急事態宣言下、東京の夜の街を撮影した「Night Order」シリーズを発表。社会との繋がりの中から着想を得て、人の心と行動を動かす「Socio-Photography」を志向する。
<作家コメント>
5月6日、有楽町の街に出ると、閑散とした飲屋街の光景とは対照的に、壁に踊る光が見えた。夢中で、取り憑かれたようにシャッターをきる。すると、私たちを温かく包み込むような「光のゆりかご」が、写像として立ち現れた。きっと私たちは、夜の街に優しく包まれながら、生かされてきた。光が私に訴えてきた。 少しでもこの作品が、皆さんの心と、社会を優しく包み込む「ゆりかご」のような存在になれればと願います。Art can Save us.
片山真理 Mari Katayama ※追加アーティスト
主な展示に、2019年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow,ロンドン,イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」( 東京都写真美術館、東京、日本 )、「帰途-on the way home-」( 群馬県立近代美術館、群馬、日本 )、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」( 森美術館、東京、日本 )、2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本 )など。
主な出版物に2019年「GIFT」United Vagabondsがある。2019年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年Schoko Nishida、Amanda Ling-Ning LoとKATAMARI UNION結成。
<作家コメント>
2016年、アマビエさんをテーマにした作品をいくつか撮りました。
娘がまだお腹にいた頃、日々変化していく身体や外の世界とどう折り合いをつけるべきか考えておりました。
コロナ禍の今、アマビエさんが各方面で登場しています。
私のアマビエさんもだれかの暮らしに届いたら嬉しいです。
工藤麻紀子 Makiko Kudo
1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学油画科卒業。
現在は神奈川で制作。工藤麻紀子の絵画には、彼女が日常生活で出会ったものと、夢で見た世界のようなイマジネーションが渾然一体となった不思議な心象風景が広がります。国内外で個展開催、グループ展に参加。
主なグループ展として、2017年のロンドンのサーチギャラリーでの「ICONOCLASTS」、2014 年モスクワの Garage Museum of Contemporary Art での「The New International 2014」、2009年原美術館での「ウィンター・ガーデン」などに参加。
パブリックコレクションでは、フォートワース近代美術館、UCバークレー美術館 、ロサンゼルス現代美術館、サーチ・コレクションなど、国内では国際交流基金、高橋コレクションに作品が収蔵されています。作品集『まわってる Turning』(小山登美夫ギャラリー刊、2012年)
<作家コメント>
命が最優先だって非常時に、絵描きはあまり役に立たないなと思っていたので、こういう発想と行動力あるのすごいと思います。 微力ながらお力になれば幸いです。
熊野海 Umi Kumano
1983年生まれ、福井県出身。現在神奈川在住。2007年東京藝術大学美術学部工芸科陶芸専攻卒。2014-2016年福井県助成金・吉野石膏美術財団在外研修員としてベルリンに滞在。2016年ロンドン大和ファウンデーションで個展「Unexpected Stories」など。不可解で混沌とした現実を日常的な視点から見つめ、社会的なメタファーとして文化や宗教を超えた作品の制作を試みている。
<作家コメント>
今までにない新たな時代に入ったのだと思います。未知のウィルスと闘い人命を救ってくださっている医療機関の方々、社会の不安と向き合い経済を支えている人々、そして私たちアーティストや美術関係者は大切な文化を絶やさないために、協力し合ってこの危機を乗り越えなければならないと感じます。それぞれの役割を担ってこそ、私たちの世界を守っていかなければならないのではないでしょうか。私の作品が少しでも力になれましたら幸いです。
小林エリカ Erika Kobayashi
著書は小説「トリニティ、トリニティ、トリニティ」「マダム・キュリーと朝食を」(第27回三島賞候補、第151回芥川賞候補)(共に集英社)、”放射能”の科学史を巡るコミック「光の子ども1,2,3」(リトルモア)、作品集に「忘れられないの」(青土社)など。
主な展覧会は個展に「野鳥の森 1F」(2019年、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、グループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(2019年、国立新美術館、東京)など。
<作家コメント>
私自身が直接医療に携わることはできませんが、作品の寄附を通じて少しでも医療の役に立つことになればとても嬉しいです。
また作品を持ってくださった方の家で過ごす時間が少しでも楽しいものになりますように。
坂本和也 Kazuya Sakamoto
1985年鳥取県生まれ。2012年名古屋芸術大学大学院美術研究科美術専攻同時代表現研究領域修了。2017-18年文化庁海外派遣制度にて台北に派遣。坂本和也は自身の趣味である水草の飼育を通して生態系の構成要素のなかに現代の社会環境と自身を取り巻く生活に類似性をみたことから、植物を題材にして作品に表しています。アジアを中心に活躍の場を広げている。
<作家コメント>
最前線で尽力されている医療従事者の皆様に感謝します。明けない夜はないけれど思いのほか長い夜に、微力でもアートを介して力になれれば幸いです。アートにはその力があると信じています。一刻も早くコロナウイルスが収束することを心から願っています。
曽谷朝絵 Asae Soya ※追加アーティスト
東京藝術大学大学院にて博士(美術)取得。絵画とインスタレーションの両面で制作している。「昭和シェル石油現代美術賞」グランプリ、「VOCA展」VOCA賞、「横浜文化賞」他受賞多数。水戸芸術館や資生堂ギャラリーなどで個展。国立新美術館やセゾン現代美術館、府中市美術館などでグループ展。NYやLA、西安などでパブリックアートや展覧会を制作。文化庁在外研修員としてNYに、TOKAS 派遣クリエイターとしてバーゼルに滞在。作品集「曽谷朝絵 宙色(そらいろ)」(青幻舎)など。
<作家コメント>
”ふるさとも 父母もなき日の 桜かな”
この状況下でこそ改めて見えてきた大事な人への想いや、見過ごしていたコンテンツを形にしようと「母の詠んだ俳句10句に絵を描く」というコラボ プロジェクトを始めた。これは冒頭の句につけた絵である。
右往左往する私達をよそに今年も桜は咲いていた。綺麗なだけでなく喪失や開放をも感じさせるその光景を、失なわれた日常へのラブレターとして、回復への祈りを込めながら描いた。
高岡周策 Shusaku Takaoka
グラフィックデザイナー。
モナ・リザやゴッホなど、有名な絵画の人物を現代風にコラージュした作品をInstagramで発信し海外で話題となる。Instagramのフォロワーは現在34万人。
卓越したセンスからファッション・ストリート界からも注目を集め、要望に応え作品を提供する。新型コロナにより「手洗い喚起」の作品にもいち早く着手し、今回の作品は学芸大学駅前の山本康一郎氏が手がける「スタイリスト私物」と「ENNOY」の巨大看板に加えられ一躍人気となった。作品の販売はしておらず、今回はチャリティ企画ということにより初めて実現。
<作家コメント>
突然アイデアが閃きました。
アイデアを形にしてみると、とてもエネルギーに満ちた作品が出来上がりました。
そして、この作品で世界中の人たちを元気にできたらいいなと思いました。
この祈りがたくさんの人に届きますように。
中園孔二 Koji Nakazono
1989年神奈川生まれ。2015年7月他界、享年25歳。2012年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
生前の展覧会は、2013年小山登美夫ギャラリー、2014年8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryの個展と、2014年の東京オペラシティアートギャラリーでの「絵画の在りか」展。没後、2018年に横須賀美術館にて「中園孔二展 外縁ー見てみたかった景色」を開催いたしました。 日本国外では「Japanorama: New Vision of JAPAN from 1970」 (ポンピドゥー・センター・メス、フランス、2017年)、「7th Moscow International Biennale of Contemporary Art: Clouds⇄Forests」 (New Tretyakov Gallery、モスクワ、ロシア、2017年)、「DESIRE: A REVISION FROM THE 20TH CENTURY TO THE DIGITAL AGE」(Irish Museum of Modern Art、ダブリン、アイルランド、2019年)などで紹介されています。パブリックコレクションとしては、東京都現代美術館に所蔵されています。
長井朋子 Tomoko Nagai
長井朋子は1982年愛知県生まれ。
2006年に愛知県立芸術大学を卒業し、現在は東京にて制作活動を行っています。2008年、東京オペラシティーアートギャラリーProject Nでの個展をはじめ、2010年の「VOCA展2010 」に出展。海外では、「Future Pass – From Asia to the World」(Palazzo Mangilli Valmarana、ヴェネツィア、2011年)や、「Pathos and Small Narratives(Gana Art Center、ソウル、2011年)、「JAPANCONGO」(Le Magasin 、グルノーブル、2011年)などに出品しています。
そのほか保育所の園児のための屋外プールに絵を描くプロジェクトや、NHK Eテレの番組「時々迷々」(2010年〜)のオープニングタイトルや番組内のアートワークに作品を提供するなど、美術館やギャラリーでの活動に限らず幅広く活動しています。片桐はいりさん『もぎりよ今夜も有難う』 (キネマ旬報社、2010年)、原田マハさん『旅屋おかえり』(集英社文庫、2014年)などの表紙も手がけています。2017年には初の本格的作品集「Thousands of Finches」を刊行。作品は高橋コレクション(日本)、オルブリヒト・コレクション(ドイツ)、ザブラドウィッチ・コレクション(イギリス)、ジャピゴッツィコレクション(スイス/アメリカ)など国内外に収蔵されています。
<作家コメント>
このような素晴らしい企画に参加させていただくことに、感謝申し上げます。ありがとうございます。アートらしく、華麗にアーティスティックに寄付を募り、企画に携わるみなさまと“ ステイホーム ”のスタイルを通して交流が出来る事がとても楽しみです。
花井祐介 Yusuke Hanai
1978年神奈川県出まれ。50~60年代のカウンターカルチャーの影響を色濃く受けた作風で、日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合した独自のスタイルを形成している。アメリカ、フランス、オーストラリア、ブラジル、台湾、イギリスなどで作品を発表し、現在までにVANS、NIXON、BEAMS などへのアートワークの提供など、国内外問わず活躍の場を広げている。
<作家コメント>
辿り着く先の未来はまだ分かりませんが、より良い未来になるよう願っています。 そして新型コロナウイルス感染症という未知の驚異と現在最前線で戦っている医療従事者関係者に感謝と敬意を申し上げます。
HAL KUZUYA
学生時代を海外で過ごし、写真の魅力に出会う。
広告、ポートレイトの分野で活躍。被写体との信頼関係の中作る親密な距離感が映し出すポートレイトには、人の本来の魅力や素顔が映し出されることに定評がある。プライベート作品では、ヌードポートレイトと植物の写真を主に発表しながら、言葉と写真を通し、女性たちの応援歌になるような作品作りをしている。
<作家コメント>
2010年あたりから撮りためているこのシリーズは、都市に閉じ込められた人間を模した植物たちのポートレイト。ガラスケースに入れられ名札をつけられた植物たちはそれでも、個性を持って自由にたくましく生き、思い思いの形に成長している。その様子がたまらなく愛しく、まるで人と会話するように、植物たちと対話をしながら撮影している。発展しすぎた都市に人々が閉じ込められた2020年春。今この時に、まさに私たちも光を求めて懸命に今を生きているのだと思い、この作品を選んだ。人々が、この植物たちと同じように、それぞれのやり方で、今を懸命に美しく生きていると信じて。
平子雄一 Yuichi Hirako
1982年岡山県生まれ、東京都在住。2006年にイギリスのWimbledon College of Art, Fine Art, Painting学科を卒業。日本以外に、台湾、中国、韓国、オランダ、デンマーク、シンガポール、フィリピンなど、国外でも精力的に発表を続ける。 植物と人間の共存について、そしてそこに浮かび上がる関係性への疑問をテーマに、ペインティングを中心としながら、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたる表現方法で作品を発表。「自然」の意味を問う制作活動を行なっている。
<作家コメント>
誰もこんな酷い状況が訪れると思っていなかったと思います。もちろん僕も。各地のニュースを見ながら、こんな時に作品をつくる意味があるのか考えてしまい、正直以前のように筆が進みません。だからこそ、行動しないといけないと思いました。アートで疫病を収束させることは出来ないし、直接人命も救えません。だけど、僕がつくる作品の可能性を僕は信じています!アートが生み出す力に賭けます。誰かの助けになりますように!
M!DOR!
1986年 横浜生まれ。
2010年よりコラージュアーティストとして活動開始。
ルミネウィンドウディスプレイ、official 髭男dismジャケット、Perfume カレンダー、VOGUE JAPANなどの雑誌誌面、書籍の装画やブランドとのコラボなど活動の幅を広げている。
<作家コメント>
アートはどんな時でも、人の心を豊かにしてくれる力があると思っています。
わたしも今まで様々なアートにパワーをもらってきました。
この状況の中、少しでも自分の作品が何かの誰かの力になれればと思い、また日々頑張ってくださっている医療従事者の方々に感謝の気持ちを込めて、参加させていただくことにしました。
モート・シナベル・アオキ Mote Sinabel Aoki
写真家
東京、ロサンゼルスで育ち、アメリカとパリの大学で建築、アートを学ぶ。
1998年に出版された写真集「Nowhere」以降、自身の表現として写真を撮り続けている。クリエイティブディレクター、アートディレクター、映像ディレクターとしての活動と同時に、アート写真作品も手掛けており、沈黙の中に潜むダイナミックなビジョンと、
繊細で絶妙な美しさに魅了される彼のアート写真作品は、パリと東京のExhibitionで発表されている。現在はパリと東京を拠点としてとして活動中。
<作家コメント>
すでに私たちは次なる進化への光の中に入ってしまったのだろう。
その度に訪れる覚醒と光。
絶対的な自然のバランスから創造を繰り返して来た。
人類は様々な困難を乗り越え進化して来ました。
光に導かれ、自身の覚醒のきっかけになれるよう、この写真を共有したいと思います
森洋史 Hiroshi Mori
森洋史は1977年東京都生まれ。2013年東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程修了。パロディの手法を使って作品制作を行う。宗教画の伝統的な黄金背景を、最新技術のUV印刷によってマンガ風に変換するなど、古典やポップ・アートの名画、またアニメやマンガ、ゲームからの引用といった既存のイメージを組み合わせて「いたずら」を仕掛けた作品を通して、アートにおけるオリジナルとは何かを追求している。
<作家コメント>
このような世界になるなんて誰が想像していたでしょうか。まるで長くて暗いトンネルから中々出られないような感覚です。でも、必ず出口はある、明るい世界を迎えられると信じています。日々、諦めずに最前線で戦って下さっている医療従事者の皆様に感謝と敬意を表します。
山下紘加 Hiroka Yamashita ※追加アーティスト
1991年兵庫県生まれ。
ニューヨークを拠点に活動後帰国。和歌に歌われてきた事柄、自然に例える人の心情や、知らなかったものを発見すること、誰かの記憶、 自然と人とのつながり、慕い、愛すること、それらを含んだ日常のシーンを題材としたものに取り組む。
西洋画の系譜に、日本画の特徴的な画面構成を織り交ぜつつ、日本的なEphemeralityの表現を追求しています。
<作家コメント>
THE CLUBでのプロジェクトに引き続き、このような支援に携われて大変光栄です。会ったことのない誰かの苦しみを想像することをいつも忘れないでいたいです。
LY
東京生まれ。ペインター。白と黒と、30種類以上の多彩なグレーを使い、海外で訪れた街並みや、幼い時から想像していたランドスケープ(風景)を描く。その風景には自身の気持ちや想いを投影したモンスター”LUV”(ルーヴ)が彷徨う。7歳よりアートスクールで絵を描き、高校生の時にストリートアートに出会い、ミューラル、グラフィティの魅力を知り、影響を受ける。東京を中心に国内外でミューラルを残し、 自分が想像する完璧なランドスケープをストリートの壁に描くために制作している。また、残したミューラルやストリートアートがローカルに根付くこと、その作品を通した人々とのコミュニケーションを 目指し制作している。
<作家コメント>
お家の中にいる楽しみのひとつになればうれしいです。
運営メンバーからのメッセージを最後に記しておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症を向き合う医療従事者の方々、また私たちの日常を支えてくれる方々へ心より感謝申し上げます。日本の、そして世界の新型コロナウイルス感染症が早く終息することを願っております。
概要
Art Can Save Us
公式サイト:https://artcansaveus.com
Instagram :@artcansaveus2020
参加アーティスト:淺井裕介/大坂秩加 /小田駿一/片山真理/工藤麻紀子/熊野海/小林エリカ/坂本和也/曽谷朝絵/高岡周策/中園孔二/長井朋子/HAL KUZUYA/平子雄一/花井祐介/M!DOR!/モート・シナベル・アオキ/森洋史/山下紘加/LY ※五十音順、20名
販売形態:ジクレープリント・各アーティスト25枚限定、直筆サイン入り
販売価格:各15,000円(税込・国内配送料込)
販売期間:2020年5月16日(土)12時サイト公開/ 20時販売開始〜5月31日(日)23時59分終了
運営:Art Can Save Us 運営事務局(寺井絢子、ウルフ亜美)
ジクレープリント協力:アトリエマツダイラ(東京都江東区)