谷原菜摘子 「まつろわぬもの」
京都市立芸術大学美術研究博士課程に在学中の谷原菜摘子さんによる東京初個展開催が恵比寿のギャラリー「MEM」にて開催されます。
谷原菜摘子さんは、2016年にVOCA展で奨励賞を受賞し、2017年に五島記念文化賞新人賞を受賞するなどで知られる若手作家です。
谷原さんの作品は、キャンバスを使わず、パネルに張り込んだ黒いベルベットの布に油彩を施して描かれています。スパンコールやグリッターなど、独自の素材を使用して世界感を演出しています。
本展タイトル「まつろわぬもの」について、谷原さんは「まつろわぬものとは、大和朝廷が成立しようとした頃、激しく抵抗を続けた民族のことである。従わないもの、恭順しないものという意味」であり、自分が描いているものは、まつろわぬものたちの物語であるという。
まつろわぬものたちは、世の中の暗い道、暗い場所でしか存在できないものたちであり、そのものたちの物語世界を絵画で綴るのが自身の仕事であるという谷原さん。
本個展は全て新作により構成されます。
大作の展示も含まれており、谷原菜摘子さんの世界が大きく広がる内容になりそうです。
概要
谷原菜摘子展
「まつろわぬもの」
会期:2019年10月15日(火) – 11月10日(日)
会場:MEM (1500013東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiffA/P/A/R/T 3F)
営業時間:12:00〜20:00
定休日:月曜日 [祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊]
アーティストトーク・オープニングレセプション:
10月19日(土) 18:00〜
ゲスト:中井康之 (国立国際美術館学芸課長兼副館長)
参加費:無料
※トーク終了後にオープニングレセプション開催