【Bur@rt Diary】良かった展示と、コレクター仲間のコレクション展など・・・

Burart Diary

毎週月曜日の朝に公開するBurart Diary。
日記形式でダラダラと管理人の日常的なことやふと思う気づきを綴るような記事です。
お暇なときにでもお読み下さい。

リドヴィッチ・エデルコート

先日「デザイナート トーキョー 2019」のプレスツアーに参加しました。
最も心が動いた企画がGoogleの「comma」と言う企画でした。

TIME誌の「世界で最も影響力のある25人」にも選ばれた、オランダのトレンド予測者リドヴィッチ・エデルコートさんがキュレーションした企画です。

リドヴィッチ・エデルコートさん

間があること、思考すること、詩的になること、そして繋がること。
誰の日常にもあるこれらの瞬間を、「comma(カンマ)」 と呼ぶことにします。

作品を家に飾っておきたいと思って聞いてみましたが、さすがに展示のみと言うことでお譲り頂けませんでした。
メインビジュアルのアイコンをモチーフにした手拭いを頂いたので、室内の見やすい場所に飾っています。

展示を見て、時間にも思考にも「 , (カンマ)」を入れて、ゆったりとした意識を心がけていこうと思いました。
アートを通じて生活の中に気付きが生まれ、リズムや価値観が変化することがあります。心地良い鑑賞体験だと思います。

絵肌を作る下地について

絵の具の艶や筆の動き。厚塗りも薄塗りも、作家の息遣いが伝わるような表情。
油絵の具やアクリル絵具にかかわらず、絵画作品の絵肌(マチエール)が大好きです。

先日、ギャラリー巡りをしていました。
野又穫さんや猪瀬直哉さん、山本直輝さんの展示を続けて見た後に、某所で見た若手作家の作品が見事に流れを断ち切るように作品のアラが目立ちました。
何がダメだったかというと、下地の処理が荒く汚くて、全体に影響していることがひと目で分かりました。意図的にそうしているのではなくて、素人目でも雑に映る手抜きのような仕上がりです。以前見た作品では綺麗に描いていたのに・・・、と思いながら、とても残念に思いました。最近少し話題になっている方だったのですが、環境が変わると作品にも影響が出てしまうのでしょうか・・・。

良い作品は人によって好みも分かれ、まちまちなのでしょうが、仕事の粗い作品はそれまで応援しくれたファンを減らすことにも繋がりかねません。今後どう進んで行くのか、少し気にしてチェックしてみようと思いました。

ところで、山本さんの作品、とても良かったです。

こーゆーの、何系?

親しくさせてもらっているコレクター仲間の知人がコレクション展を開催します。

Sachi(サチ)さんと言う女性のコレクターで、ストリート系アートを中心にコレクションしている方です。

 

この投稿をInstagramで見る

 

【お知らせ】
私事ですが、初めてコレクション展を岡本奇太郎さんとやらせて頂く運びとなりました☺️
前に奇太郎さんと「2人でコレクション展やりたいね〜‼︎でもコレクション展だと見に行っても買えないからコレクションしてるアーティストさんに作品出してもらえたらいいね〜‼︎」なんて話していたことが実現致します🙌
あたしのコレクションなんて見たい人いる気がしないですが(笑) 普通に奇太郎さんのコレクション見たいし、ご協力頂いたアーティストさんの新作もめっちゃ気になっているわたくしです笑笑
〜〜〜 展示販売アーティスト 〜〜〜
hykrxさん ナガモトマイさん 成田輝さん dabstarさん MAWさん NAGAさん FUSEさん 岡本奇太郎さんの販売作品もあります‼︎ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
11/2の初日18:30からレセプションあるのでみなさん来てくださいませ〜🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️ よろしくお願いいたします🙏 以上。
#岡本奇太郎コレクション #sachiコレクション

sachi36up(@sachi36up)がシェアした投稿 –

タイトルは「こーゆーの、何系?」という、面白いタイトルです。
美術作家の岡本奇太郎さんと2人で企画されたそうですが、作家とコレクターが一緒に企画したっていうところ、面白い試みですね。
また、コレクションの展示だけではなく、販売作品もたくさん用意されているようです。
参加アーティストのラインアップを見ても、サチさんらしいストリート色が出ていますね。
とても楽しみにしています。

コレクション展
「こーゆーの、何系?」

会場:TRiCERA MUSEUM
会期:2019年11月2日〜11月9日 ※初日の2日は18:30〜オープニングレセプション
時間:11:00〜20:00(日曜・祝日は17時まで)
企画:岡本奇太郎・sachi
参加アーティスト:hykrx、ナガモトマイ、成田輝、dabstar、MAW、NAGA、FUSE、岡本奇太郎

コレコレ展について

そして、10/15に告知させて頂いたコレコレ展ですが、早速多くの反響を頂いてます。
リリース記事のアクセス数が伸び、ギャラリー巡りでお目にかかるギャラリストやコレクター仲間、アーティストの皆さまからもたくさんお声がけ頂いています。ギャラリーの方にも既にお問い合わせを頂いているとの話しも聞いております。

今後は、関連の記事を出していこうと思いますので、楽しみにしていてください。
ずっとやりたかったコレクターの「お宅訪問」企画も1つ取材を終え、記事の方を鋭意制作中しております。

おわりに

先週、ずっとお目に掛かりたかった作家さんと会い、話すことが出来ました。
あえて作家と話しをしないコレクターさんもいるようですが、私の場合、興味のある作家さんとは積極的に話しをするようにしています。
作家さんの考えをキチンと理解した上で、作品に向き合い、理解を深めたいと思っています。
今回の作家さんは、非常に聡明で芸術的視野も広く、制作活動に溢れんばかりのエネルギーを感じました。
意外な受け答えや興味深い考え方に触れ、芸術家としての才能に触れる機会となりました。
1点小作品をコレクションしましたが、小さなサイズでも作家のアイデンティティや哲学が織り込まれている素晴らしい作品でした。
佐々木成美さんの個展は、会期終了間近です。素晴らしい展覧会ですので、まだ行かれていない方は是非覗いて見て下さい。

 

さて、今週末より11月に突入ですね。
11月は海外に飛ぶ予定を計画しております。秘かな楽しみです・・・。それでは、また!

Bur@rt編集長
コバヤシマヒロ

2019/10/28