ニコラス・ハットフル「こころの温度」
東京生まれの若手イギリス人アーティスト、ニコラス・ハットフルのアジア初個展「Thermals of the Heart-こころの温度」にお伺いしました。会場はGINZA SIX内のギャラリーTHE CLUBです。
ニコラス・ハットフルさんは、iPadで描いたスケッチをキャンバスに油彩で描き、アクリル絵具やスプレーペイントを駆使して、制作しています。
また、小津安二郎監督の映画に大きく影響を受けたとして、モチーフなどにも採用しています。
本展の出品作も、飾り気のない日常を繊細に映し出し、小津カラーを意識しながら完成させています。
シュルレアリスムの要素を含むミステリアスで味わい深い作品が心に響きます。
アメリカでも著名な女性コレクターBeth Rudin Dewoodyさんのコレクションにも入っているほか、ロンドンのサーチギャラリーや、ローマのジョルジュ・ エ・イザ・デ・キリコ財団、ローマ現代アート美術館(MACRO)など多数の美術館で展示されています。
これから益々注目される国際的なアーティストとなることでしょう。
概要
ニコラス・ハットフル
「こころの温度」
会場: THE CLUB
会期:2019年6月29日(土)〜8月24日(土)
時間 11:00~19:00
休廊日 GINZA SIX休館日に準ずる