服部桜子さん、高田茉依さんの2人展「one piece & a whole」にお伺いしました。会場はMASATAKA CONTEMPORARYです。
服部桜子
服部桜子さんは多摩美の日本画を卒業している作家さんで、作品もすべて日本画で描かれています。
作品のモチーフは食べ物や飲み物で構成されていますが、トリックアートのようによく見ると何かから引用されていたり、ギミックが埋め込まれていたり、答え合わせをしながら鑑賞するような楽しみがありました。
天気図をピザの作品に落とし込む作品です。フィルムを絵の上から重ね合わせると、ピタッと形状が重なって嬉しくなります。
WINDOWS 95の起動画面をモチーフにした作品も、とっても良く出来ていて感心します。
迷路を作品に反映させて、スタートからゴールまでの軌跡を描く作品も愉快ですね。
高田茉依
Instagramを意識した展示方法が女子受けしそうな作品は高田茉依さんの制作です。。
単純にケーキを造作するだけでなく、お皿やケーキの数々には、古き名作の絵画がプリントされています。
食べ物系のつながりで2人展として実現したようですが、服部桜子さんの作品はとても面白く拝見しました。
今後の新作にも期待しております。
概要
「one piece & a whole」
ARTISTS:服部桜子、高田茉依
会場:MASATAKA CONTEMPORARY
会期:2018/12/1(土) – 1/19(土) 12:00-19:00 (日、月、祝 – 休廊)
オープニング・レセプション 12/1(土) 17:00-19:00
※12/29(土) – 1/7(月)は年末年始のため休廊いたします。