小伝馬町は「JINEN GALLERY」で行われた「杉村 紗季子」さんの個展に行ってきました。
杉村 紗季子
杉村 紗季子さんは主に鋳物を作品とする作家さんです。今回筆者も初めてお伺いする機会に恵まれました。
Profile
杉村 紗季子
1988年 愛知県生まれ
2012年 東京藝術大学 工芸科 鋳金専攻 卒業
2014年 同大学 大学院 美術研究科 鋳金 修了
現在 同研究室 教育研究助手として勤務
[個展]
2013年 満ちてゆく コトバ と カタチ−鋳物と写真と針金−(@サイノメ/愛知 大須)
2015年 杉村紗季子 いもの作品展−とける コトバ ふわり おもい−(@Jinen Gallery/東京 日本橋)
[グループ展]
2014年 表現のチカラ 東京藝大セレクション(@玉藻公園 披雲閣/香川)
2016年 Tokyo 1.0 Group show(@galerie biesenbach/ドイツ ケルン)
2017年 Exhibition Sugimura|Yamanobe(@galerie biesenbach/ドイツ ケルン)
[アートフェア]
2014年 THE ART FAIR+ULTRA(@スパイラルガーデン/東京 青山)
2017年 EXPO contemporary 2017(@The Reef/アメリカ ロサンゼルス)
作品
作品は比較的小品が多く、販売価格も2万円以下のものも多く見受けられました。それでも前回の個展よりは価格を上げての出品だそうです。
制作の過程をギャラリストの方にお伺いしましたがとっても特殊な方法です。
ロウで形をつくって型を取り、石膏で周りを固め、ロウを燃やして型だけにしてから金属を流し、固まったら型から取り出すような順番です。
型はその都度割ってしまうので、1回しか同じ型では作れないという話しです。「全てが一点モノ」ということですね!そういった儚さにも感情移入してしまいます。
鋳物でも、小さくて、細かい造作のものが多く、手間暇の掛かった細かくて繊細なお仕事が伺える作品でした。我が家にお迎えしたかったのですが、欲しかった作品が売約済みだったので、無念の撤退・・・。