【合同展】アキバタマビ21「存在と実感展 -how to feel the existence-」@アーツ千代田 3331

3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田 3331)

「末広町駅」からすぐのアーツ千代田3331にある「アキバタマビ21」で行われている「存在と実感」展に行ってきました。「存在と実感」は、日本画、彫刻、工芸に携わる4名の作家による展覧会です。

存在と実感 -how to feel the existence-

2つに分かれた教室で、スペースもゆったりとしていて見る方もリラックスできました。

シルクのオーガンジーに顔料で描いた作品「Layer」という作品は青木香保里さん。

良く見ると、オーガンジーは前面と後面に2層配置され、奥行きを出すと同時に立体的な印象を与えてくれます。クラゲが舞っているような動きの感じる表現ですね。

勝木杏吏さんの作品は、空間を思いっきり使った想像力を揺さぶられる作品です。

真っ黒の作品なので、何かを置きたくなってしまいますね。

安藤開さんは鉄?を組み立てた立方体の作品。照明によって色んな影が作品に寄り添っています。

筆者のお気に入りは粂原愛さん。色使いがとっても綺麗で優しくて癒されます。大作は梅の屏風絵。

白の梅は色んな色が複雑に使われているけれどまとまりのある作品です。とっても綺麗な色使いでした。

赤の梅は、実際には見たことのないほどに咲き誇っています。こんな場所に連れて行って欲しいですね。

小作品も、限りあるスペースの中で沢山の情報が詰め込まれているようです。

いずれも迫力を感じる作品で、作家の方の力を感じる展覧会でした。存在も、実感も確かにつかみ取れるもの。
とても気持ち良い心持ちで会場を後にしました。

概要

存在と実感
How to feel the existence
会場:アーツ千代田 3331
2017年10月30日(月)〜12月8日(金)
12:00〜19:00(金・土は20:00まで)火曜休場
出展作家:青木香保里、安藤開、勝木杏吏、粂原愛