マーク・マンダース「マーク・マンダースの不在」
マーク・マンダースの個展「マーク・マンダースの不在」に伺いました。会場は東京都現代美術館(清澄白河)です。
マーク・マンダースは、フォルケル(オランダ)出身で、1968年生まれ。現在は、ベルギーのロンセを拠点に活動しています。
「物は最も強い瞬間をとらえることができるものだと思う。
感染症、戦争、季節…と、移り行く世界の中で物はそのままの状態であり続けます。
私が芸術を本当に愛する理由はそこにあると思っています。
200年前と今とで作品の見方は違ったとしても、その作品自体は変わっていません。
物が同じに留まっているということは、とても美しい。
これは人間が作った魔法のようなもので、人類がこのようなものを作ったり考えたりできるのは極めて重要なことです。
物を作ることで時間を共有することができるし、共通点を見出すことができます。
エジプトやギリシアの彫刻には、様式化されたような、凍結した時間があります。
動きを止めるというようなローマの彫刻とは異なる時間が。」2021年2月17日、24日の東京都現代美術館によるインタビューより、マーク・マンダースの言葉
概要
マーク・マンダース
「マーク・マンダースの不在」
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土・祝)- 6月22日(火)会期延長
時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)