【個展】額縁と絵画の関係性を再構築する〜大渕花波「おばけのプラクティス」

大渕花波「おばけのプラクティス」

大渕花波(Kanami Ohbuchi)さんの個展「おばけのプラクティス」に伺いました。
会場はGALLERY b. TOKYOです。

GALLERY b. TOKYO(京橋)

大渕花波さんは、現在多摩美術大学大学院油画研究領域在籍中の作家さんです。
制作コンセプトは、額縁と絵画の関係性に着目したとても興味深いものです。

額縁と絵画の関係性を考えた時、
額縁の扱われ方は「必要だが、無いもの」とれされています。
日本の美術展において、展覧会会場では額縁が必要とされていますが、
図録では額縁は見事にトリミングされ、必要とされません。
そのさまから私は“おばけ”という架空の存在に例えることにしました。

この展示ではその“おばけ”をテーマに、
額縁と絵画の関係性について再構築した作品を展示いたします。
ぜひ、両者の関係性について改めて再考して頂ければと思います。

2020.10.12 大渕花波

展示風景
大渕花波《おばけのプラクティス#8》額縁、綿布にアクリル、ハトメ
《おばけのプラクティス#8》※Detail
大渕花波《おばけのプラクティス#7》額縁、綿布にアクリル、ハトメ
大渕花波《おばけのプラクティス#20》額縁、綿布にアクリル、ハトメ
《おばけのプラクティス#20》
展示風景
大渕花波《おばけのプラクティス#12》2020年 パネル、額縁、綿布にアクリル、ハトメ
大渕花波《おばけのプラクティス#11》2020年 パネル、額縁、綿布にアクリル、ハトメ
展示風景《おばけのプラクティス》シリーズ作品
大渕花波《おばけのプラクティス#10》
大渕花波《おばけのプラクティス#8》
大渕花波《おばけのパーフェクション#3》
展示風景
展示風景〜中央:《おばけのブランケット#1》
展示風景

見ていて、とても楽しくなる展示でした。
次のモチーフバリエーションに興味が掻きたてられます。

概要

大渕花波
おばけのプラクティス

会場:GALLERY b. TOKYO
会期:2020年10月12日(月)〜10月17日(土)
時間:11:00〜19:00 ※最終日は17時まで

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