【個展】初の油彩に挑戦〜淺井裕介「なんか/食わせろ」ANOMALY

淺井裕介「なんか/食わせろ」

淺井裕介さんの個展「なんか/食わせろ」に伺いました。会場はANOMALYです。
エレベーターを降りると、淺井さんの代名詞、泥絵が出迎えてくれます。

ANOMALY
会場風景
淺井裕介《その島にはまだ言葉がありませんでした》2020年 367×444.2cm
淺井裕介《野生の星》2019年 キャンバスにアクリル、鹿の血、墨 183×295.8cm

《野生の星》は、鹿の血で描かれた作品ですが、大作《その島にはまだ言葉がありませんでした》の中央部分との互換性があり、入れ替えて楽しむことが出来るそうです。

横浜美術館でも展示された作品《いのちの足音》2019年
展示風景

淺井裕介《物語の余白1》2017−2020年


淺井裕介《たえまなく変化を続ける》2020年

左:淺井裕介《言葉のない世界の手紙1》2020年
右:淺井裕介《言葉のない世界の手紙2》2020年

左:淺井裕介《大地の年輪1》2020年

左:淺井裕介《大地の年輪2》2020年
右:淺井裕介《僕たちはいつか土地になる》2020年

油絵の具への初挑戦

本展では、淺井裕介さんとして初めての油彩作品が展示されていました。

泥絵をはじめとして、天然由来の素材を使うスタイルの淺井さん。
画家、小林正人さんのアトリエ訪問をきっかけに、鹿の血を使った作品や多摩美での取組など、ここ最近のさまざまな活動が繋がり、油絵の具を使うことにたどり着いたそうです。

展示風景〜油彩作品
淺井裕介《遠い大陸の匂い》2020年 キャンバスに油彩
淺井裕介《いつも、ずっといきてる》2020年 キャンバスに油彩
淺井裕介《葉っぱ一枚の話》2020年 木版に油彩
淺井裕介《まだ遊びたりない》2020年 キャンバスに油彩、木炭
展示風景

作品に使用された油絵の具は、小林正人さんから譲り受けたものも使われているそうです。また、油彩作品は今後も継続して制作されるそうです。

概要

淺井裕介
なんか/食わせろ

会場:ANOMALY
会期:2020年3月7日(土)〜4月4日(土)
※オープニングレセプション:3月7日(土)18:00 – 20:00
時間:11:00〜18:00 ※11:00〜20:00 (金)
定休日:日曜・月曜・祝祭日