【修了展】大学院賞受賞〜土取郁香「京都造形芸術大学 大学院修了展」

京都造形芸術大学 大学院修了展

京都造形大学の卒業展・修了展にお伺いしました。

筆者が観た中で最も印象的だった作品の作家がこちら、京都造形芸術大学の大学院生、土取郁香(Fumika Tsuchitori)さんの作品です。

京都造形芸術大学 未来館F201

土取郁香さんは、《I and You》という2人の人物が描かれたシリーズの作品、抽象的な形を描き出す《a scene》を中心に制作しているペインターです。

画材は油絵の具を中心に、アクリル絵具とラッカースプレーをアクセントに使って構成されます。作品は抽象度の高いものが多く、味わい深い鑑賞体験が得られます。

展示風景

未来館の展示室は、壁面を白く、床を綺麗に塗りホワイトキューブのギャラリーをご自身で作り上げていました。かなりの重労働だったことでしょうが、展示空間にこだわりを持つアーティストには良い印象しか受けません。

土取郁香《愛のイメージ(ここはそこよりずっと明るい/ここはそこよりずっと暗い)》

京都造形大学の卒展・修了展は作品を同時に販売することで有名です。土取郁香さんの修了展作品も、一部作品を除いてプライスリストが用意されていました。一般公開前日にも関わらず、既にほとんどの作品が売約済みとなっており、人気のほどが伺えました。

展示風景

土取郁香 左:《a scene (Surely the old human )》右:《a scene(shape of grave)》

土取郁香《I and You(はやく私に春を告げて)》

右:土取郁香《I and You(永遠があるという城)》

土取郁香《a scene(ばらの名前)》

土取郁香《I and You》

作品の解説をする土取郁香さん ※2020年2月7日撮影

未来館と別の場所にある学内アトリエにも作品が展示されていました。

NC棟407教室オープンスタジオでの作品展示風景

2020年2月8日、発表された各賞で、土取さんは「大学院賞」を受賞されました。
修了後は京都市内にアトリエを構え、本格的な作家活動に進んで行くそうです。これからの活躍を期待したいと思います。

 

概要

2019年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院修了展

会期:2020年2月8日(土) 〜2月16日(日)
Artothèque VIPツアー:2020年2月7日(金)14:00~16:00頃迄
時間:10:00〜18:00(入退場自由)
会場: 京都造形芸術大学 京都・瓜生山キャンパス
入場料 無料