【個展】サーニャ・カンタロフスキー 「Paradise」タカ・イシイギャラリー 東京

サーニャ・カンタロフスキー 「Paradise」

タカ・イシイギャラリー 東京で開催されたサーニャ・カンタロフスキーの個展にお伺いしました。本展は3階のギャラリースペースに加えて1階ビューイングフロアでの展示がありました。

3階フロア

タカ・イシイギャラリー 東京

サーニャ・カンタロフスキー は、1982年モスクワ生まれでニューヨークを拠点に活動する男性アーティストです。

展示風景

Sanya Kantarovsky  左:≪Good Host≫2019年 右:≪Good Host Ⅱ≫2019年Oil and watercolor on canvas

≪Good Host≫2019年 Woodblock print on washi paper Edition50 ※アダチ版画コラボ作品 @35

展示風景

Sanya Kantarovsky ≪Woe to Wit Ⅱ≫2019年 Oul and Watercolor on canvas

≪Curtain Ⅱ≫2019年 Oil and watercolor on canvas

≪Cataract≫2019年 Woodblock print on washi paper Edition50 ※アダチ版画コラボ作品 @35

左:≪Woe to Wit≫2019年 右:≪Curtain≫共にWoodblock print on washi paper Edition50 ※アダチ版画コラボ作品 @35

Sanya Kantarovsky ≪Cataract Ⅱ≫2019年 Oil and watercolor on canvas

1階フロア

展示風景

Sanya Kantarovsky ≪Burned≫2019年 Oil and watercolor on canvas

展示風景

展示風景

Sanya Kantarovsky ≪Pearls≫2019年 Oil and watercolor on canvas

Sanya Kantarovsky ≪Hostess≫2019年 Oil and watercolor on canvas

木版画作品(協力:アダチ版画研究所)

本展のために日光のトレッドソン別邸に1ヶ月滞在し、素描シリーズを制作しました。今回発表する木版画作品(4点)は、このシリーズを基にアダチ版画研究所によって制作された作品です。

アダチ版画は、現代アートとのコラボを積極推進しており、以下の記事にもまとめたように、良質な版画作品を広く普及するような取り組みを行っています。

Sanya Kantarovsky ≪Woe to Wit≫ 中央のイメージと背景は2つの作品を組み合わせたものです。

本展の版画作品は全てアダチ版画によって制作されましたが、そのクオリティはとても高く素晴らしい作品でした。実際に作家本人も非常に満足されたようです。

サーニャ・カンタロフスキーさんの作品は、不穏さやコミカルさを含んだ物語的なイメージで日本の浮世絵にも通じる世界があります。日本のコレクターにも支持され、展示作品のセールスは好調。初日までにほぼ完売状態でした。

概要

サーニャ・カンタロフスキー
「Paradise」
会期: 2020年1月24日(金)-2月22日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー 東京
オープニング・レセプション:1月24日(金)18:00 – 20:00