【News】「STARS展:現代美術のスターたち ― 日本から世界へ」森美術館

STARS展:現代美術のスターたち ― 日本から世界へ

広く国際的に活躍し、多様な地域や世代から高い評価を得るアーティスト6名による企画展「STARS展:現代美術のスターたち ― 日本から世界へ」が開催されます。
会場は森美術館(六本木)、開催期間は2020年4月23日(木)から9月6日(日)です。

2020年東京オリンピックの開催期間と重なるこのタイミングで、日本を拠点に活動する6名のアーティストによる展覧会です。海外からの訪日客に対して、スポーツだけでなく、文化的にも強く発信できる企画ではないでしょうか。

出展アーティスト

6名の出展アーティストは以下の通りです(五十音順)。

  1. 草間彌生
  2. 李禹煥
  3. 宮島達男
  4. 村上 隆
  5. 奈良美智
  6. 杉本博司

展覧会 4つのみどころ

(1)日本の現代美術界に燦然と輝く、世界が認める6名のスターたち、 その初期作品と最近作を展示

各アーティストが、国際的に認められるようになった時期に制作した作品と、最近作または新作を各々の展示空間に 並置して展示。超大物アーティストが一堂に会する、壮観かつ圧巻の展覧会が実現します。

(2)現代美術初心者にもおススメしたい、「 日本の現代美術 」入門として

大型のインスタレーションや迫力の映像など、体感を重視した作品展示と、日本の現代美術の歴史や作家のキャリアについて学ぶ資料展示で五感と知識欲を刺激。美術館というリアルな空間で、現代美術ならではの実体験を提供します。

(3)アーカイブ展示・その1― アーティストの活動歴

6名のアーティストがこれまで出展した主要な展覧会歴、カタログ、展示風景写真、展覧会評などの資料を通して、各アーティストが世界でどのように評価されてきたかを解き明かします。

(4)アーカイブ展示・その2― 海外で開催された日本の現代美術展「50展」

1950年以降、海外で開催された日本の現代美術展のなかから50展を選出し、各展の概要とともに、展示写真や当時 の批評など、貴重なオリジナル資料を含めて紹介します。主催者や企画者はどのように「 日本 」を伝えようとしたのか。 また、どのように受け取られたのか。資料のなかには厳しい批評などもあり、その道のりは順風満帆ではなかったことが伺えます。日本の現代美術の海外における受容の歴史を紐解きます。

出展予定作品

以下は参加アーティストによる出展予定作品です。

草間彌生 《ピンクボート》 1992年 詰め物入り縫製布、ボート、オウル 90×350×180 cm 所蔵:名古屋市美術館

李禹煥 《関係項》 1969/1982年 鉄板、ガラス、石 180×220×40 cm

宮島達男 《Sea of Time ’98》 1998年
展示風景:「家プロジェクト『角屋』」ベネッセアートサイト直島(香川)1998年 撮影:上野則宏

村上隆《Ko²ちゃん》 1996-2011年
合成樹脂、ラッカー塗料、グラスファイバー、鉄、コーリアン(台座) 181×61×102.5cm

奈良美智 《Voyage of the Moon (Resting Moon) / Voyage of the Moon》 2006年
ミクスト・メディア 476×354×495cm 制作協力:graf
所蔵:金沢21世紀美術館 撮影:中道 淳/ナカサアンドパートナーズ

杉本博司 《シロクマ》 1976年 ゼラチン・シルバー・プリント 42.3×54.6 cm

トップランナーとして活躍する現代美術作家が集結する豪華な企画展です。
2020年、大注目の展覧会として開催を待ちたいと思います。

概要

STARS展:現代美術のスターたち — 日本から世界へ

会場:森美術館
会期:2020年4月23日(木)〜9月6日(日)
時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで) *入館は閉館時間の30分前まで。ただし、5/5(火)は22:00まで
休み:会期中無休
入館料(消費税込):一般 1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳―中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円