高田治「金属と土とおさむ」
彫刻家・高田治さんの個展「金属と土とおさむ」にお伺いしました。会場は大坂心斎橋のギャラリー「MU(むう)東心斎橋画廊」です。
高田治さん、ご自身が大好きだそうで、自主制作の画集にも自撮り写真やプリクラ、運転免許証など、作品の写真意外にも顔の露出が満載です。
本展の出品作品タイトルも「おさむ人間」と銘打たれ、作品のサイズによって「%表記」されています。
ご自身の身長174cmを基準に、高さ33cmの作品を「おさむ人間19%」と縮尺度に応じてタイトルに付けています。
ステンレスを骨格として、ボディを陶や磁器の細かいパーツで構成する作品です。
各パーツは1つの部位につき各10個ほどを窯で焼き、パズルのように成型していくそうです。
所々ハマらなかった部分も見えますが、不完全の状態が出来ていることも人間的でOKということです。
高田治さんはテレビのヒーロー番組が好きで、「ゴレンジャーのような作品を作りたかった」ということで完成したシリーズです。1年ほど前から作り始めたというお話しでした。
秋には東京での個展も控えている高田治さん。全く違った作品になるようなお話もありました。こちらも期待したいと思います!
※本記事は個展前日に取材させて頂きました。照明や展示方法が変更になっている可能性があります。
概要
高田治 彫刻展
「金属と土とおさむ」
会場:MU東心斎橋画廊
2019年5月27日(月)〜6月8日(土)
6月2日(日)休廊
時間:12時〜19時(土曜日は17時まで)