【天王洲ジャック】淺井祐介さん同時展開〜「ANOMALY」展覧会と「ビル壁面の大壁画」

淺井裕介@ANOMALY(天王洲)

先日まで恵比寿のNADiff Galleryで開催されていた個展が盛況だった淺井祐介さん。

今回は所属のANOMALY(URANOから移籍)の展示機会に訪問しました。
同ギャラリーの所属作家によるグループ展『Waste Land』が開催中で、ビューイングルーム(ギャラリストの事務デスク側・小さなスペース)での展示でした。

ANOMALY ビューイングルーム

展覧会

本展は小規模な展開でした。
壁一面を使ったドローイングの展示が中心で、別の一面にはチケットサイズの小作品が展示されていました。

メインとなる壁に展示されたドローイング作品の数々

淺井祐介さんは、2018年にユーラシア大陸を巡る旅に出かけたそうです。
ロシア、アルメニア、ジョージア、トルコ、ブルガリア、マケドニア、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア、イタリア、マルタ共和国、スペイン、フランス、ドイツ…。
様々な国を旅した淺井さんは、訪れる土地ごとにそれぞれの場所で出会った街や景色などをドローイングとして残しました。この作品シリーズは《Daily Records》と名付けられています。

《Daily Records〜月を喰う空の獅子(ブルガリア)》2018年

《Daily Records〜3本足の獣(フランス)》2018年

左:《Daily Records〜大地の若芽(ブルガリア)》
右:《Daily Records〜目にみえないものをみるために(日本)》

壁画の原案《天王洲アートプロジェクトプランドローイング(オリジナル)》

土で描くとしたら・・・《天王洲アートプロジェクトプラン ドローイング(泥絵)》

チケットサイズの作品はギャラリーの受付横にまとめて展示されていました。
長辺が10cmに満たないサイズの作品で、28,000円(税別)という価格帯でお求めやすい金額です。

《Daily Records》〜チケットや調味料の紙袋など、日常使っているものにドローイングした小作品シリーズ

《Daily Records〜何かを知ろうと言葉をまつ(イタリア)》2018年 H8cm×W4.6cm

キチンと額装すれば存在感が増すような作品です。
筆者は1作品購入しました。ギャラリーに額装をお願いすることも可能です。
※淺井さんが額装を考えてくれるというお話しでした。

大壁画制作の模様がモニターで映像化されていました。

TENNOZ ART FESTIVAL 2019

また、2020年春頃までの約1年間限定でお目見えしたのが天王洲アイル駅近くの倉庫(三信倉庫)壁面に描かれた大壁画です。
これは、「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」企画の一環として作られた作品です。

運動場に隣接したビルなので、目にしやすい場所になっていました。

高さ約32m×幅40mの大壁画です。制作日数は「19日」という大プロジェクトですね。
ANOMARY寄りも駅側ですから、アクセスは徒歩で5〜6分程度でしょうか。

ビルまで来てみました。見上げた作品はデカい!

作られたばかりなので綺麗な状態で描かれていました。

下の方に淺井さんのサインも描かれていました。

小さなチケットサイズの作品から数十メートルの大壁画まで、淺井祐介さんの世界観が天王洲で堪能できました。

概要

淺井祐介 展覧会
※同時開催:グループ展『Waste Land』
会場:ANOMALY・ビューイングルーム(Terrada Art Complex 4F)
会期:2019年3月9日(土)から4月6日(土)
時間:火・水・木・土: 11:00〜18:00 金: 11:00 – 20:00
定休日: 日曜・月曜・祝祭日

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TENNOZ ART FESTIVAL 2019
コア期間:2019年3月8日(金)〜4月7日(日)
※ふれあい橋を除く作品は、2020年春までの展示を予定。

会場:天王洲エリア 計7会場
ふれあい橋橋梁/東横INN立体駐場壁面/三信倉庫壁面/寺田倉庫T33壁面/東品川2丁目桟橋待合所壁面/ボンドストリート(内山コンクリート)壁面/東京モノレール 天王洲アイル駅改札前