ShugoArts Show
六本木のギャラリー「シュウゴアーツ」で開催されている「ShugoArts Show」に伺ってきました。
「ShugoArts Show」は同ギャラリー所属作家によるグループ展で、これまでにも不定期開催されています。
今回のシュウゴアーツショーは、前室にて戸谷成雄の彫刻と未発表の版画作品(1990年制作の彫刻に由来するチェーンソーによる銅版画作品を近年プリント)、及び髙畠依子の新作を中心に展示します。
また、後室では2018年12月に 自伝小説「この星の絵の具」三部作の上巻を発表した小林正人さんの初期作品が展示されていました。
小林正人さんの初期作は1990年〜1991年に開催された「空戰」にも出品された《スカーレットバーミリオン》《クリスマスホワイト》が展示されていました。
《スカーレットバーミリオン》は左の方に作家とモデルが描かれているんだそうです。
《クリスマスホワイト》はベランダで風雨にさらされながら、経年による味わい深い作品です。
額装されて保管されていた《クリスマスホワイト》ですが、自然の中で戦った作品だからなのか、額の中下の方には支持体が崩れ落ちたような木くずのようなものがチラホラありました。
ペインター小林正人さんの珍しいデッサンも展示されていました。
ギャラリーには佐谷周吾さんがいらっしゃいまして、お話を伺う機会を頂きました。
小林正人さんのお話を「この星の絵の具」の裏話から作品の解説に至るまで、たくさんして頂くことができました。
また、国立新美術館で個展「土と星 Our Planet」を絶賛開催中のイケムラレイコによる90年代初頭の貴重なドローイング、さらにリー・キット、三嶋りつ惠の作品や、シュウゴアーツで初披露となるアンジュ・ミケーレの銀色の支持体を使った絵画が展示されていました。
作品価格で言うと、高額な部類に入るようなラインアップでした。
650万の作品は鑑賞にとどめ、「空戰」のカタログを1500円で購入し会場を後にしました。
概要
展覧会名:シュウゴアーツショー
出品作家:イケムラレイコ、⼩林正⼈、リー・キット、アンジュ・ミケーレ、三嶋りつ惠、髙畠依⼦、⼾⾕成雄
会期:2019年2⽉16⽇(⼟)〜2019年4⽉6⽇(⼟)
会場:シュウゴアーツ 東京都港区六本⽊ 6 丁⽬ 5 番 24 号 complex665 2F
開廊時間:⽕〜⼟曜 午前 11 時 ‒ 午後 7 時(⽇⽉祝休廊)