【個展】虹彩をフラットに描く〜坪山斉「identify」@Roentgenwerke AG(浅草橋)

坪山斉

仙台で生まれ、福岡に在住される美術作家、坪山斉さん。登山地図に記されている「等高線」のように立体を捉えて表現する描き方で絵画制作をしている作家さんです。いわゆる「ローレゾリアリズム」という解像度を下げた表現方法です。

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本展はいくつかある坪山さんのシリーズの中から《Light》シリーズ作品の展示に絞っている展覧会です。
実在する人物の虹彩(瞳の周りにある膜)をモチーフに描かれた作品です。
独特の色彩感覚と等高線のように描かれた抽象的表現が素敵な作品です。

レントゲンヴェルケは2階が展示室です。

中央:《Light #12》右:《Light #12 Magenta》

SICF19で拝見した130号の作品が展示されていました。
SICFでは小さなブースに窮屈に収まっていた作品が大きく展示されていて見応えのある作品に変化していました。

‎Lightシリーズは他にF10号の作品が「5作品」展示されていました。
一定のファンがいるようで、一部売約がかかっておりました。

《Light #1》2017年

《Light #29》2018年

《Light #7》2017年

2018年

《Light #28》※部分

《Light #6》2017年

《Light #6》※部分

坪山斉さんの作品は、キャンバスのマチエールがとっても精緻でフラットな仕上がりです。
とても丁寧で良い仕事を感じます。筆者の好きな作家さんのお一人です。

《Light #12》※部分

出品作品は10点にも満たない数でしたが、もっとたくさんの作品を見てみたいと思いました。
坪山さんの肖像画も大好きなんです。
引き続きのご活躍を楽しみにしております。

概要

坪山斉
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会期:2018年12月7日 ~ 2019年1月6日
close 水・木曜日 ※年末年始の休みにご注意ください
時間:12:00-18:00
会場:Roentgenwerke AG
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17