代官山フォトフェア2018
写真界のアートフェア「代官山フォトフェア2018」に伺ってきました。会場は代官山のヒルサイドフォーラムです。
「代官山フォトフェア2018」は一般社団法人日本芸術写真協会が主催するイベントで、2014年からはじまって今回が5回目になります。国内ギャラリー、書店、出版社に加え、国内外から様々な出展者が参加していました。
面白い写真撮影方法の作品もありました。「ダゲレオタイプ(Daguerreotype)」と言う技法で、感光材料として銀板を使用する手法です。
販売ブース
ギャラリーごとにブースが分かれていましたが、写真集販売コーナーのエリアが賑わっていました。
掘り出し物もたくさんあったようで、賑わいを見せていた場所でした。
奈良美智さんや山元彩香さんなど、会場限定の特装版や限定エディション作品なども企画販売されていました。
コレクション展
もうひとつの会場では4名のアーティストによるコレクション展が開催されていました。
4名とは、鈴木理策、ホンマタカシ、奈良美智、デザイナーI(正体不明)です。
それぞれのコレクション作品が展示されており、とても良い作品の数々に触れる機会が出来ました。
しかし、Iさんの正体が気になるところですね。関係者の方に伺ったところ「70年代の架空のデザイナーと言う設定」だそうです。皆さん、お分かりになりますでしょうか?
まとめ
カメラ好き、写真好きのファンからしてみれば格好の機会では無いでしょうか。筆者も何点か作品購入させて頂きましたが、コレクターの方も多く来られていて、作品を購入するような場面に幾つか遭遇しました。
一方で会場のスペース的にどうしても小規模の開催となってしまう点がボトルネックになっているようです。もっと大きな会場での開催となれば、写真家やユーザーが触れ合う場所作りや大きなスペースでの作品展示、学生が参加しやすくなるような企画など、広く盛り上がりを作っていけるような気がしました。
また、入場料の設定も少し割高のような気がしました。
スマホの普及で写真がどんどん身近な存在になってきている時代で、若手の写真家も次々に登場し注目されています。作品としての写真がもっと盛り上がるような存在になれるような取組に期待しています。
概要
会期:2018年9月28日(金)-30日(日)
日時:11:00-21:00(但し最終日は17:00まで)
会場:代官山ヒルサイドフォーラム、ヒルサイドプラザ
入場料:一般1,500円/学生: 1,000円
主催:一般社団法人日本芸術写真協会
協賛:株式会社ジンズ、株式会社リクルートホールディングス ガーディアン・ガーデン、株式会社資生堂、日本橋三越本店、ブルックリンブルワリー、プリムス株式会社
協力・後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、代官山商店会、一般社団法人オンザヒル、ヒルサイドテラス、東京都写真美術館
メディア・パートナー:IMA
参加ギャラリー:EMON PHOTO GALLERY、G/P gallery、hiromiyoshii、MAHO KUBOTA GALLERY、MEM、nap gallery、PGI、Taka Ishii Gallery、Taka Ishii Gallery Photography / Film、twelvebooks、Yuka Tsuruno Gallery、Yutaka Kikutake Gallery、ZEN FOTO GALLERYなど約30ギャラリー