【合同展】実力派若手作家の共演〜New Star Artists Vol.2@Artglorieux

New Star Artists Vol.2

GINZA SIXのギャラリー「Artglorieux」が企画する若手の合同展。前回のVol.1では、川島優さんや平田望さんなど、注目されている若手作家さんが登場する企画です。
今回の第2弾では少し人数が少なくなった印象ですが、注目の作家さんが登場するなど楽しませて頂きました。

展示風景

印象に残った作家さんを5人ほどご紹介したいと思います。

粂原愛

東京で開催される粂原愛さんの展示機会にはここ最近ほとんど皆勤賞です。
今回は「額装されている」状態で展示されている点が今までとは異なっておりました。額装されるとまた雰囲気が違って見えて良いですね。

粂原愛さんの出品は全5点。中央の大作は「あかぬ色香は」M10・右「淡雪」M4

金の額装が作品に合っていて煌びやかな印象を受けた「大盃」が良かったです。今までの作品には見られなかった描き方のような気がしました。

左の小品は共に《凩(こがらし)》S0号で54,000円(税別)。右は「大盃」M4

小品の「凩」は、2018年1月の「こちふかば展」で発表した「温とし」的で、当時を想い出しておりました。

市川光鶴

重ね塗りの後に削り出したマチエールは色彩の宝箱ですね。市川光鶴さんは卓越した技術と画力の持ち主です。

市川光鶴さんの作品

《ある朝のように》F3

木村佳代子

木村佳代子さんの花作品は一度実物を見ると驚きます。超絶リアルを越える神秘的な作品です。若手の中にカテゴリするのは失礼に当たるような思いもしました。

山本雄教

1円玉作品の山本雄教さん、小作品は初めて拝見しました。大作よりも難しそうな感じもします。女性モチーフの作品はなかなか面白いですね。

以前日経日本画大賞展で観た大作のインパクトは今でも深く印象に残っています。

清水航

美しい日本画を描く作家さんですね。

鶴を描いた《翔》が素晴らしかったです

若手作家といえど、実力派揃いの展示は見ていて落ち着きますね。
次回も楽しみにしています。

概要

New Star Artists Vol.2
GINZA SIX 「Artglorieux」
2018年9月6日(木)→9月12日(水)
<出品作家>
浅葉雅子
木村佳代子
粂原愛
黒木美都子
古河原泉
清水航
山本雄教
市川光鶴
吉田然奈