フェルメール展
2018年最大の美術展覧会「フェルメール展」が10月5日から上野の森美術館でスタートです。
メディア向け内覧会にお誘い頂きましたので、早速レポートしていきたいと思います。
弊サイトは美術館の内覧会にご招待いただく事が多いのですが、これほど混雑しているのは久々です。2016年に若冲展でお邪魔した都美術館でもこれほどでは無かったような気がします。恐るべし、フェルメール。

フェルメール展のみどころ
本展の見どころは大きく分けて2つあります。1つは17世紀オランダ絵画の数々、そしてもうひとつはもちろん「フェルメール」作品です。構成は6章に分かれています。
- オランダ人との出会い:肖像画
- 遠い昔の物語:神話画と宗教画
- 戸外の画家たち:風景画
- 命なきものの美:静物画
- 日々の生活:風俗画
- フェルメール ※「フェルメール・ルーム」

1)17世紀オランダ絵画
会場に入るとすぐにフェルメール作品に会える訳ではありません。
全6章のうち、前半の1章〜5章は約50点ものオランダ画が展示されています。まずはこちらを鑑賞することになります。このオランダ絵画がなかなか良くて、当時のオランダクオリティが相当ハイレベルだったことが確認出来ます。





2)フェルメール作品
フェルメールの作品は「フェルメール・ルーム」と呼ばれる大部屋に一挙展示されています。冒頭のごった返した人並みの映っている画像の部屋です。
オランダ絵画を鑑賞した後は下記画像の部屋にたどり着きます。

この部屋から「フェルメール・ルーム」へと繋がる神秘的な通路がとても印象的でした。「光の魔術師」と呼ばれるフェルメールに繋がっていくようなライティングのセンスが冴えていますね。

さて、フェルメール作品は会場でたっぷりと楽しんで頂きたいと思いますが、少しだけ画像を掲載しておきます。
※オフィシャル画像も頂きましたのでご覧になりたい方はこちらまで。
筆者目線で恐縮ですが、一番印象的だった作品は出展作品中最も小さな作品《赤い帽子の娘》でした。


本展メインビジュアルにも採用されている「牛乳を注ぐ女」は、会場出口付近の最も映える場所に1作品だけポツンと展示されていました。
メディア内覧会では「1点撮り」と呼ばれる作品単体での掲載が認められていないので、他作品と一緒に撮影できないポジションでして掲載断念です。ご自身の目で是非とも鑑賞頂きたいと思います。
フェルメールの作品を一挙にたくさん観たのは初めての機会でしたが、雰囲気がとても上品で良いですね。癒され感が半端ないです。
【要注意】来日フェルメール作品「10点」の不思議
さて、今回のフェルメール展ですが、美術ブロガー明菜さんのこちらの記事で詳細な分析が行われていますが、東京展から大阪展にかけて「10点のフェルメール作品が来日」するんです。フェルメールの作品は生涯35点残されているので、大挙して来日してくるんですね。しかし、1度に全部見ることが出来無いんです、無念!
10作品全て鑑賞するためには下記の早見表でタイミングと場所を狙い撃ちするしかありません。

作品名ごとにまとめた図表はこちらです。
まとめ
「フェルメール・ルーム」での一挙展示に潔さを感じました。フェルメール作品のそれぞれが共鳴して濃い空気を作っているような、濃度の高い展示会場となっていたように思います。
もったいぶって作品を会場に点々と飾ること無く、全展示作品を一挙に見せるという演出方法に拍手を送りたいと思います。
本展は「日時指定入場制」というチケット販売方式を採用しています(東京展のみ)。
今回の展示方法ですと、「フェルメール・ルーム」がとんでもない大混雑になると思われますので、この販売方法をとった意味に気づかされました。2,500円と言う割高な料金設定(石原さとみさんによる音声ガイド付き)ですが、フェルメール・ルームの混雑状況を想像すると、最良の方法だったのかも知れませんね。
フェルメール人気の高い日本での過去最大の展覧会です。チケットは事前予約して、是非!
コラボ企画も展開されているようです。こちらもチェック!
ゆっくり見られなかった方には公式図録がオススメです!