クレシア・ムクワジ 個展「Ndakangavara」| kaufmann repetto

Kresiah Mukwazhi「Ndakangavara」

ジンバブエの女性アーティスト、クレシア・ムクワジ(Kresiah Mukwazhi)の個展がkaufmann repetto(ミラノ)で開催されていました。

kaufmann repetto(ミラノ)

クレシア・ムクワジは、1992年にジンバブエのハラレで生まれた現代アーティストで、現在も同地を拠点に活動しています。​彼女は、テキスタイル・コラージュ、インスタレーション、パフォーマンス、映像など多様なメディアを駆使し、ジェンダー、植民地主義、父権制、女性の身体性といったテーマを探求しています。​特に、ハラレの性労働者コミュニティとの関わりを通じて、抑圧と回復、抵抗と癒しの物語を作品に反映させています。

展示風景

ムクワジの作品は、使用済みの下着や派手な布地、レース、スパンコールなど、フェミニンな装飾品を素材として用い、女性の身体が社会的・文化的にどのように扱われているかを問いかけます。​これらの素材は、女性の経験や記憶を物理的に宿しており、彼女の作品は視覚的なアクティビズムとして機能しています。​

Nyika yenyama nemweya (The Universe of Flesh and Spirit), 2025 acrylic, wigs and mixed fabrics on canvas 230 x 216 cm
Zuva, denga nenyika (Sun, Sky and Earth), 2025 bra straps on canvas 130 x 123 cm
Detail

ムクワジの芸術は、視覚的な美しさと社会的なメッセージを融合させ、観る者に深い問いを投げかけます。​彼女は、抑圧された女性たちの声を代弁し、彼女たちの力強さと回復力を称えることで、現代アートにおける重要な存在となっています。​

展示風景
Matsatse (Morning Star), 2025 bra straps on canvas 117 x 130 cm
展示風景

 

概要

クレシア・ムクワジ 個展
「Ndakangavara」
会場:kaufmann repetto(ミラノ)
会期:2025年4月2日〜5月24日

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