南依岐 「RISING」
南依岐(Ibuki Minami) さんの個展「RISING」に伺いました。
会場は西武渋谷です。日本では、2019年のみうらじろうギャラリーに続いて2度目の個展開催です。
南依岐さんの制作手法は自身が名乗るアルゴリズムという手法を使って行われます。
アルゴリズムとは、自身が描く前にイメージする完成イメージを記号化して落とし込んだもの。一般的に美術作家が頭の中でイメージする営みを、記号化してキャンバスに明らかにしていくそうです。
自身にしか解読できない記号です。例:「OPR」はOperationの略
伺った話によると、全ての作品をアルゴリズムかするわけではないとの話ですが、鑑賞者には記号の意味が明らかにされません。
展示作品は会期途中の展示替えも含めて約200点にも及びますが、セールスの方は小作品から大作に至るまで、非常に好調でした。
展示風景
今後は日本での展覧会を重ねながら基盤を作り、5年間勉強したアメリカを含め、積極的に海外にも進出する意欲を持っているそうです。
概要
南依岐
RISING
会場:西武渋谷 B館8階 美術画廊・オルタナティブスペース
会期:2020年8月13日(木)~8月30日(日)