【グループ展】井田幸昌さん参加企画「眼差し そしてもう一つの」KOTARO NUKAGA

眼差し そしてもう一つの

現在最も勢いのある現代美術作家、井田幸昌さんが参加するグループ展「眼差し そしてもう一つの」にお伺いしました。会場は天王洲のギャラリー「KOTARO NUKAGA」です。

本展「眼差し そしてもう一つの」は、ヌードをテーマとした絵画作品を中心に展示し、20世紀初頭から現代に至る身体表象を俯瞰する企画です。

出展作家は超豪華〜ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、エゴン・シーレ、トム・ウェッセルマン、サイトウマコト、マルレーネ・デュマス、キース・ヘリングに加え、20代の井田幸昌という9人のアーティストです。

KOTARO NUKAGA
展示風景
エゴン・シーレ 《SEATED MALE NUDE WITH LOWERED HEAD》クレヨン、水彩、グワッシュ、紙 1910 年 44.0 x 29.8 cm

キース・ヘリングの大作は非売でしたが、販売すれば億を超える価格という話しがギャラリストからありました。

キース・ヘリング《Untitled》1988年 243.8×121.9cm(each) 243.8×487.6cm(overall)

井田幸昌さんの作品はヌードに収まらない作品が含まれていましたが、今回の作品は大作を中心に素晴らしい完成度を誇るものでした。

井田幸昌《Red dress》Oil on canvas 2019年 194.0×130.3cm @415
井田幸昌《End of today 2019/9/15,16,17》Oil on canvas 2019年 33.3×24.2cm(F4)@65

藤田嗣治とのグループ展ということもあり、藤田の肖像画が描かれました。

井田幸昌《Foujita》Oil on canvas 2019年 45.5×38.0cm(F8)@103
井田幸昌《Foujita》※部分
手前:トム・ウェッセルマン《Reclining Nude #21》1989年
左:サイトウマコト《Brix=16》 油彩、カンヴァス、パネル 2010~2011年 146x 220cm
右:ポール・セザンヌ《Group de Baigneurs》鉛筆、水彩、紙 1880年頃 12.0×19.0cm
展示風景〜右:藤田嗣治 《横たわる裸婦(ユキ)》 油彩、カンヴァス 1924 年 54x 73cm
藤田嗣治
マルレーネ・デュマス《Young Boy(Love Fever)》
展示風景
井田幸昌《Male Nude》2019年 162×130cm @363
井田幸昌《Her Majesty》 ブロンズ 2019年 21.0×22.0×39.0cm @143

注目されていた井田幸昌さんの作品はオープン時には既に完売されていました。
作品の価格は最も小さいF4サイズでも60万円ほどです。価格が上がってもその人気は衰えるところが無さそうです。本展の作品を見ても、素晴らしい完成度でした。

概要

眼差し そしてもう一つの

会場:KOTARO NUKAGA
会期:2019年10月19日(土)~2019年12月7日(土)
開廊時間:11:00~18:00 (火・水・木・土) 金曜:11:00~20:00
休廊:日・月・祝
オープニングレセプション:2019年10月19日(土) 17:00〜

アーティスト:
ポール・セザンヌ (Paul Cézanne)
パブロ・ピカソ (Pablo Picasso)
藤田嗣治 (Tsuguharu Foujita)
エゴン・シーレ (Egon Schiele)
トム・ウェッセルマン (Tom Wesselmann)
サイトウマコト (Makoto Saito)
マルレーネ・デュマス (Marlene Dumas)
キース・ヘリング (Keith Haring)
井田幸昌 (Yukimasa Ida)

 

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