エミリー・メイ・スミス「Avalon」
ペロタン東京で開催されていたエミリー・メイ・スミスさんの個展にお伺いしました。会場は六本木のペロタン東京です。
エミリー・メイ・スミスさんは、ニューヨークを拠点に活動する女性アーティストです。
男性中心のアート史を認識し、自身の体験や見識を絵に組み込んでいくことに挑戦しています。
《Gleaner Odalisque》にも見られるように、女性が行う家事の象徴である「ほうき」をモチーフにしたモデルが登場し、男性優位の社会をシニカルに表現するようなアプローチを行っています。
ディズニー作品「ファンタジア」では、魔法使いに反逆するキャラクターとしても登場しています。
「誰かに支配されそうになったとき、強い力を発揮したのは、この、実に身分の低い物なのです。」と言います。
日本での初開催となった本個展。
ジェンダーやセクシャリティを意識して作品を鑑賞すると、含まれている作品の色が浮かび上がってくるようで、作品の意図が見えて来るようでした。
概要
エミリー・メイ・スミス
「Avalon」
会期:2019年8月28日~11月9日
会場:ペロタン東京
開館時間:11:00〜19:00
休館日:日、月、祝