【News】日本初の大規模展 開催決定「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」@森アーツセンターギャラリー

バスキア没後30年のタイミングで日本初の大規模展開が決まりました。
森アーツセンターギャラリーで開催される「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」です。

バスキアと言えば、コレクターの前澤友作氏が約123億円で落札したことでも有名なアーティストです。

世界各地プライベートコレクションより約80点を展示、国内初の大規模展
流星のごとく現れ、1980 年代のアートシーンに衝撃を与えたジャン=ミシェル・バスキア。
彼の作品はその短い人生を物語るかの如く、非常に強烈なエネルギーを持ち合わせており、わずか10年の間に、新たな具象表現的な要素を取り入れた2,000点を越すドローイングと1,000点以上の絵画作品を残しました。
本展ではそれら作品群より、絵画やドローイングなど約80点を世界各地から集め、バスキアの短い生涯と彼が生きた時代を辿りながら作品をご紹介します。※最新の情報では130点の展示が予定されているそうです(2019年9月11日更新)。

ジャン=ミシェル・バスキア 
Onion Gum, 1983
Acrylic and oilstick on canvas
177.8×203.2x5cm 
Courtesy Van de Weghe Fine Art, New York
Photo: Camerarts, New York
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. 
  Licensed by Artestar, New York

 

バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏による、日本のための個展
鮮烈な存在のバスキアは、現代にいたるまでも、アートやファッション、カルチャーに大きな影響力を及ぼしており、近年ではバイエラー財団美術館、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、ルイ・ヴィトン財団美術館など欧米各地の有名美術館でバスキアの展覧会開催が相次いでいます。
本展は、昨年ロンドン・バービカンセンターで開催され、開館以来歴代第1位の客数を動員した「Basquiat:Boom for Real」の共同キュレーション、並びに2019年1月14日までパリで開催されていた「Jean-Michel Basquiat」をキュレーションしたバスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフ ハート氏を迎え、彼が日本のために独自に企画する大規模展です。

ジャン=ミシェル・バスキア
Untitled, 1982
Oilstick, acrylic, and spray paint on canvas
183x173cm
Yusaku Maezawa Collection, Chiba
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat.
Licensed by Artestar, New York

 

バスキアが見たニッポンーその絆とメッセージを作品から辿る特別企画「メイド・イン・ジャパン」
バスキアは生前、度々来日し、日本において10を超える個展、グループ展を開催しています。
作品のモチーフに 「Yen」のように当時のバブル景気を迎えていた日本の世相を反映した作品もあり、バスキアと日本との多方面にわたる絆、日本の豊かな歴史や文化が創作に及ぼした知られざる影響について明らかにします。

ジャン=ミシェル・バスキア
Napoleon, 1982
Acrylic and oilstick on canvas,mourtedon tied wood supports
121.92×121.92cm 
Private Collection,
Courtesy of the Miwaukee Art Museum
Photo:John R. GlenbinJohn R. Glembin
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat.
  Licensed by Artestar, New York

 

本展の開催は2019年9月21日 (土)〜11月17日 (日)、森アーツセンターギャラリーで開催されます。

ジャン=ミシェル・バスキア
Self-Portrait, 1985
Acrylic, oilstick, crown cork and bottle caps on wood
141.9x153x14.9cm
Private Collection
Photo: Max Yawney
Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat.
Licensed by Artestar, New York

 

ジャン=ミシェル・バスキア Jean-Michel Basquiat.(1960−1988)

1960年、米国ニューヨーク・ブルックリン生まれ。父はハイチ人で母はプエルトリコ出身。
1977~1979年、マンハッタンのストリート でアル・ディアスと SAMO©の名で手掛けた詩的なグラフィティにより名を馳せる。
1980年、伝説的なグループ展「タイムズ・スクエ ア・ショウ」で絵画作品を初めて展示。
1981年、「ニューヨーク/ニューウェーブ」展に参加。
同年、ガレリア・エミリオ・マッツォーリ(イタリア・モデナ)で自身初の個展
1982年、アメリカで初となる個展をアニナ・ノセイ・ギャラリー(ニューヨーク)で開催、 評価を確立し、経済的成功を収めました。
同年、最年少で国際美術展「ドクメンタ 7」、1983 年に現代美術の特別展「ホイットニー・ バイエニアル」参加。
アンディ・ウォーホル、キース・ヘリングなど当時を象徴するアーティストと交流を深め、80年代のニューヨーク・ダウンタウンのアートシーンで旋風を巻き起こすも、わずか27歳で悲劇的な死を遂げました。

概要

「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」
会期: 2019年9月21日 (土)〜11月17日 (日)
会場: 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52 階)
主催: フジテレビジョン
特別協賛: 株式会社 ZOZO
協賛: 損保ジャパン日本興亜
後援: アメリカ大使館
キュレーター: ディーター・ブッフハート
アソシエイト・キュレーター: アナ・カリーナ・ホフバウアー、小野田 裕子
日本側監修: 宮下 規久朗(神戸大学教授/美術史家)

展覧会公式HP:http://www.basquiat.tokyo/
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)