【個展】JUN INAGAWA「魔法少女DESTROYERS(萌)」@DIESEL ART GALLERY

JUN INAGAWA

JUN INAGAWAは19歳の若きアーティスト(本個展開催時)です。
2012年よりアメリカ・サンディエゴに移住、アーティストとしてのキャリアをスタート。その後、ロサンゼルスにて萌とストリートカルチャーを武器に活動。 Instagramからの発信を起点に、2018年にはVLONEやAWGE、DIESELのブランドキャンペーン「HA(U)TE COUTURE」とコラボ。現在は日本に戻り、漫画家を目指す傍ら、雑誌やカタログなどその仕事は多岐に渡っています。

JUN INAGAWA氏 ※写真左

魔法少女DESTROYERS(萌)

JUN INAGAWA初の個展「魔法少女DESTROYERS(萌)」が開催された「DIESEL ART GALLERY」にお伺いしてきました。

DIESEL ART GALLERY

本個展は、反政府用に作られた究極でアナキストの魔法少女達、“魔法少女アナーキー”、“魔法少女デストロイ”、“魔法少女ブルー”によるストーリーが展開されています。

“魔法少女デストロイ”、“魔法少女アナーキー”、“魔法少女ブルー”

アニメ、ゲーム、フィギュア、二次元嫁、日本のサブカルチャーであるオタク文化が「二次元排除法」により排除され、行き場を失い、社会から見放されたゴミ同然のオタク達は、青春を全てオタ活に捧げてきた知識と知恵、技術を駆使し、日本にオタク文化を取り戻すべく戦う!という設定です。
オリジナルの原画作品は会期の前半で完売。エディション10のプリント作品が残っている程度で、グッズ販売も絶好調の様子でした。

オタクよりのアイテムとされる等身大のポップや抱き枕なども販売されていましたが、そういった作品はあまり動いていないような感じです。ギャラリーのスタッフに伺ったところ、JUN INAGAWA氏のファンは男性が圧倒的で、アート寄りというよりも、オタクカルチャー寄りのファンが多いようなお話しを伺いました。JUN INAGAWA氏の創る世界は、instagramというWEBサービスを基軸に広がりを見せ、着実にファンの心を掴み取っているようです。既成概念を壊し「オタクカルチャー」や「ストリートカルチャー」を背負って立ち向かうその世界観は、現在の若者たちのメッセージを切り取ったようで、鑑賞者である自分に向けられているような感覚を持ちました。

Photo: Miki Matsushima

概要

魔法少女DESTROYERS(萌)
JUN INAGAWA
会期: 2019年3月1日(金)- 5月23日(木)
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F TEL: 03-6427-5955
開館時間: 11:30-21:00
入場料: 無料
休館日: 不定休