本木ひかりさんの個展 「光を落とす」にお伺いしました。会場は銀座松屋裏にある「ギャラリーアートもりもと」です。
こじんまりしたギャラーリーに展示されている作品は全10点。入ってすぐ目に飛び込むのは、本展タイトルに採用されている100号の作品《光を落とす》です。
伺った日は会期数日後のタイミングでしたが、上記作品《光を落とす》以外は赤丸シールの売約済み状態(リストに入っていた1点は未完成で展示無し状態)。人気のある作家さんですね。
女性作家さんでありながら、モチーフの女性が見せる表情や仕草は、ドキッとするような男性的視点で描かれているようにも映ります。
ここからは一般論ですが、若い女性をモチーフにした写実肖像画は一定の強い支持基盤がありそうです。
基本的にハズレの少ないマーケットであり、ギャラリー側の思惑も最近はこちらの売れるジャンルに傾いているようです。
ブームになっている感もある女性写実画の中で、どのような要素が含まれるか?と言う点が差別化ポイントになってくるわけですが、それぞれの作家さんによって特別な何かを見せていかないと埋もれてしまいます。
このジャンルのマーケットがどう進んで行くのだろうか?と言うことを反芻してしまうような作品鑑賞の時間になりました。
概要
本木ひかり
「光を落とす」
会場:ギャラリーアートもりもと
会期:2018年12月6日(木)~15日(土)
時間:10:30~18:30 会期中無休
*7日(金)は21時まで営業します