【企画展】美しき油彩の数々〜「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@Bunkamura ザ・ミュージアム

「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展にお伺いしました。会場はBunkamura ザ・ミュージアムです。国立トレチャコフ美術館が所蔵する19世紀後半〜20世紀初頭に描かれたロシア絵画72点が展示される企画展です。

本展の構成は次のような4章構成になっています。

  展示構成   

第1章:ロマンティックな風景
・1-1 春
・1-2 夏
・1-3 秋
・1-4 冬

第2章:ロシアの人々
・2-1 ロシアの塊
・2ー2 女性たち

第3章:子どもの世界

第4章:都市と生活
・4ー1 都市の風景
・4ー2 日常と祝祭

第1章:ロマンティックな風景

第1章は四季を描いた作品が順番に並んでいます。
ロシアの自然を深く理解するため、日本人にも深く理解がある「四季」の順番で風景画が展示されています。

アレクセイ・サヴラーソフ《田園風景》1867年 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

イサーク・レヴィタン《春、大水》1897年 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

左:アブラム・アルヒーポフ《帰り道》1896年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
右:イサーク・レヴィタン《樫の木》1880年 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

ミハイル・ヤーコヴレフ《花のある静物》1909年  油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

ニコライ・ドゥボフスコイ《静寂》1890年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

イワン・ゴリュシュキン=ソロコプドフ《落葉》1900年代 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

ワシーリー・バクシェーエフ《樹氷》 1900年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

アレクセイ・サヴラーソフ《霜の降りた森》1880年代末から1890年代前半 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

左:ミハイル・ゲルマーシェフ《雪が降った》1897年 
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

左:ヴィクトル・ワスネツォフ《雪娘》1899年 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery
右:ニコライ・サモーキシュ《トロイカ》1917年頃 油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

 

第2章:ロシアの人々

第2章:ロシアの人々 
ウラジーミル・マコフスキー《自画像》1905年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

イワン・クラムスコイ 《忘れえぬ女(ひと)》 1883年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

展示風景

イワン・クラムスコイ 《月明かりの夜》 1880年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

 

第3章:子どもの世界

左作品:ワシーリー・コマロフ 《ワーリャ・ホダセーヴィチの肖像》 1900年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

第4章:都市と生活

ニコライ・グリツェンコ 《イワン大帝の鐘楼からのモスクワの眺望》 1896年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

アレクセイ・ボゴリューボフ 《ボリシャヤ・オフタからのスモーリヌイ修道院の眺望》
1851年(?)油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

コンスタンチン・コローヴィン 《小舟にて》 1888年
油彩・キャンヴァス © The State Tretyakov Gallery

展示風景

グッズ売り場

通常の美術展にはグッズ売り場が併設され、公式の図録やポストカードが販売されていますが、本展も同様に展開されています。

公式図録の販売価格は2,300円(税込)

しかし、通常の美術展とは雰囲気が少し違って感じます。公式チェブラーシカのグッズが並んでいるからでしょうか。

公式キャラクターのチェブラーシカグッズ

可愛くて癒されるチェブラーシカは、思わず笑みが出るほど愛くるしいキャラクターです。

可愛すぎる「チェブラーシカ」

買い物に悩む売り場でした。

ロシアの工芸品も並んでいました

  まとめ   

・美しい油彩作品の数々に魅了される展覧会
・スケール感ある風景画と情感的な描写の人物画が素晴らしい
・会場がBunkamuraギャラリーで全体のスペースが小規模な印象
・チェブラーシカに癒されるグッズ売り場

 

概要

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2018年11月23日(金・祝)〜2019年1月27日(日)
※2018/11/27(火)、12/18(火)、2019/1/1(火・祝)のみ休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
主催:Bunkamura、日本経済新聞社、電通