【企画展】瀧口修造と彼が見つめた作家たち@国立近代美術館

瀧口修造と彼が見つめた作家たち

美術評論家であり、詩人でもある瀧口修造(1903-1979)のコレクション展にお伺いしてきました。会場は東京国立近代美術館です。

同時開催の「ゴードン・マッタ=クラーク展」と同日に鑑賞しました

美術批評家として活動する傍ら、若手のアーティストたちを支援していたそうです。本展は瀧口修造の関心を寄せてい作家の展示を中心に、彼自身による作品も展示する企画です。

ポール・セザンヌ「大きな花束」

福沢一郎「Poisson d’Avril(四月馬鹿)」

日本にシュルレアリスムを知らしめた第一人者だそうですが、シュルレアリスム展の体はとっておりません。

イヴ・タンギー「聾者の耳」

さまざまな美術作品に関心を寄せていたそうで、

河原温「孕んだ女」

瀧口修造自身も美術作家としての制作活動を行っていて、少なくない数の作品が展示されていました。センスの良い作品が多かった印象です。

瀧口修造「パウルクレーのモニュメントのためのプロジェクト」

会場では本展の出品リストや解説を含めた小冊子を無料で配布していました。瀧口修造が親しい友人に贈った「リバティ・パスポート」をイメージして創られた装丁で、オシャレな仕上がりです。

全32ページ。デザイン:三木俊一(文京図案室)

小さな企画展でしたが、美術に向き合った1人の視線が見えたようで、なかなかこう言った企画は良いなぁと思いました。

概要

会場: 東京国立近代美術館 ギャラリー4
会期: 2018年6月19日(火)~9月24日(月・祝)
開館時間: 10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
企画展「ゴードン・マッタ=クラーク展」会期中(6月19日~9月17日)の金曜・土曜は、21:00まで(入館は閉館30分前まで)
※入館は閉館30分前まで
休室日: :月曜日[ただし、7月16日、9月17日、9月24日は開館]、7月17日(火)、9月18日(火)  →月間カレンダーもご参照ください。
観覧料: 一般 500円 (400円)
大学生 250円 (200円)